- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641112568
作品紹介・あらすじ
法の本質・適用・体系・発展等について平易に叙述した法学入門の定番書。大学教養コースのテキストとして,また,はじめて法学を学ぶ人に絶好の入門書。民法現代用語化の改正や司法制度改革関連の法改正を織り込んでup to dateした。
感想・レビュー・書評
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刊行された頃以来の再読。いま読み返すと当該分野の入門書として要点を押さえてかつコンパクトにまとめられているのがわかる。
法学の入口として読み、個別の法学の学習を一通り終えてから読み返すと新たな発見があると思われる。
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法学の入門書。ずいぶん前からあるので内容や書き方も洗練されている。
法学の専門用語も分からない人には厳しいかもしれないが、個人的には自学習で使えるほど簡単だとは思う。
1章の法とは何かで、法と道徳、強制権力、目的や権利と義務などの点から法を見直し、2章の法の適用では、裁判の過程や基準、その基準たるものの説明やそのほか基礎法学について簡単に述べている。
3章からは、六法+労働法、国際法などの実定法などを「法の体系」としてまとめて、4章では「法の発展」としてこれまでの簡単な法の歴史を振り返っている。
内容は入門書としては十分なものだと思う。逆にいえば、ここから何を学び始めるかが大切だと思う。 -
法学部の学生さんが最初にザクっと法学部で学ぶ内容を概観するのにちょうど良いテキストとして、かなり昔から使われている王道の1冊。とても読みやすい。
ただ「法とは何か」といったような抽象的な部分については今でも非常に有用だけど、2005年の出版なのでその後法改正がされた部分(特に大改正があった民法や商法)の解説は正直言って使えません。
法は生きているということを実感できた1冊でした。
改訂版を切望します! -
2011/04/15
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法律の背後にある考え方やどのような問題を想定しているのかに関する基本的な部分が整理されています。章によっては読みづらいものの全体像が理解できるようになっています。
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定評のある法学の入門書です。
最終章の「法の発展」は、主として法制史の内容がコンパクトにまとめられているのですが、最後にルーマン派のトイブナーとハーバーマス派のギュンターの法哲学について簡単に触れられています。ハーバーマス流の規範主義を「法のグローバル化」という視点で捉え批判するという発想は、ハーバーマスの思想を哲学の立場から学んでいると、こういう問題にはなかなか気づくことができないので、興味深く感じました。 -
理解しやすい内容です。初歩としてはいい書籍でした。
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いい本。のぺっとまとめられてる。ただ、書かれた時代的な問題で、2014年現在、読むと一切記述がない分野がある。それ以外は文句なしの入門書だと思った