現代人類学のプラクシス: 科学技術時代をみる視座 (有斐閣アルマ)

制作 : 山下 晋司  福島 真人 
  • 有斐閣
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本棚登録 : 37
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641122659

感想・レビュー・書評

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  • 個々の専門分野における人類学の実践(プラクシス)集。でも、人類学の実践は、もっと卑近な、例えば職場の人間関係とかの方により訳にたつんだよね。

  • その昔は未開社会に出かけていた人類学が、現代ではどのようなフィールドで活躍しているのか概観できる本。

    災害、工業、緊急救命センター、ホスピスなどなどテーマ・フィールドは多岐に渡っているので、フィールドワークに関心を持っている人はどこかに縁があることでしょう。
    中でも葬儀絡みの話は面白かった。
    こういう「知らない世界を知る」という快感は凄く素朴で、もしかするとよろしくないのかもしれないが、人類学の持つ武器の一つなのだろうなぁ。

    紙幅の都合からか、エスノグラフィーの部分がやや抽象的というか、無味な論文がいくつかあるように思われる。「分厚い記述」を旨とする以上、短く表現すると避けられないことなのかもしれないが、ちょっと物足りない。そのへんが残念。

    フィールドワークによって得られた情報がどのようにして「知見」としてまとめられていくのか、フィールドワークに何が出来るのか、それぞれのフィールドにおける課題は何か。そういうことを知りたいときにはヴァリエーションに富んだ本書が役立つことでしょう。

    序論の部分が一番理解しやすかったのは気のせいか。

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