マーケティング戦略 第3版 (有斐閣アルマ)

著者 :
  • 有斐閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641122901

作品紹介・あらすじ

マーケティング研究の発展を踏まえ、マーケティング・マネジメントと戦略的マーケティングの体系を統合し、大学学部での講義やビジネスマンの研修用として広く好評を博してきた定番テキストの待望の第3版。新たな動向を加え、ケースや統計データ、参考文献を一新。

感想・レビュー・書評

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  • 村山涼一

    有識者の定義を確認してみると、早稲田大学の恩蔵直人教授は「企業
    経営にあたって必要とされる企業の市場に対する考え方もしくは接近法
    (「マーケティング戦略」有斐閣アルマ)」としている。


    また慶應義塾大学の嶋口充輝教授は「当該製品や事業がユニークに
    満たすニーズ(「マーケティングパラダイム」有斐閣)」とし、一橋大学
    の野中郁次郎教授は、「新たな観点で現実を切り取り、観点の変化を
    もたらすもの(「知識創造の方法」東洋経済新報社)」としている

  • 著者に恩蔵直人が含まれていたので基本に立ち返る意味で読んだ。内容は非常に分かりやすくマーケティングに関わる知識が網羅的に学べ、また関連する知識として競争戦略についても立ち入っている。初学者がマーケティング分野について全体像を把握したり、知識の枠組みを構築するのにはもってこいの書。
    ただ、各部分の説明が浅かったり、説明が不足してしまっている感が否めず、物足りなさが残る。

  • 書いてある内容はまとまってる。しかし事例を元にした枠組みの紹介に留まっているために、頭に残らない。中身をどう扱うかは結局自分次第という印象。

  • 会社でマーケティングの研修を受けた際に支給された本を引っ張りだして読んだ。The教科書という感じ。SWOTやらPESTやら分析ツール、手法の説明はあまりなく、マーケティングという概念自体の考え方や、どのように発生してきたのかといった背景・歴史的な部分(教養的な)に主眼を置いている印象。そのため、主に物質的な「製品」のマーケティングに関する内容(後半にサービスのマーケティングもあり)。「今」はWebサービス、SNSの発達によりよりソーシャルなマーケティングの大きな動きがありそのあたりのマーケティングの最新トレンドを主眼に置いた本をこの続きとして、読む必要がありそう。だれかお勧め教えてくれないだろうか。

  • 恩師の言葉によると「日本で一番読まれているマーケティングの教科書」

    マーケティングの基礎的な理論が書かれており、学生や、資格取得を目指している者など、「勉強ができる身分、時間がある人」が読む本かもしれない。

    一応読んで理解できないこともないだろうが、マーケティングのマの字も知らない人間がいきなり読むのは、内容的にもページ数的にも少しばかりきついかもしれない。

    ただし、繰り返し読んで中身を習得すれば、基本的な理論のベースが出来上がる良書でもある。

    内容は、ざっとしたマーケティング発展の歴史から始まり、ドメインの設定や、ターゲットの選択、4Pやデータ分析、競争分析にサービスマーケティング、そしてコトラー、レヴィット両者のソーシャルマーケティングである。

  • タイトルの通り「マーケティング戦略」の本です。
    大学の教科書や診断士勉強として使うのに非常に適していると思います。

    別にマーケティングに特化した職種の方だけが読むのではなく、ビジネスマンすべてにおいて、マーケティングという分野は必須な知識であると感じます。
    僕自身、大学時代よりも社会人になってみて、そう感じるようになりました。

    顧客や市場に対して、どのように消費行動をアプローチしていくのか、企業として大きな命題です。

    いかに市場を選択し、
    いかに市場を分析し、
    いかに市場に対応するか

    というのを考えるのが「マーケティング」です。
    そして、本書は一般的な知識として学ぶことができると思います。
    いわば、教科書ですね。

    ただ、本書はタイトル通り、マーケティングではなく、マーケティング戦略ということで、戦略論的なアプローチも数多く登場します。
    戦略論的なアプローチも必須でありますが、純粋にマーケティング手法を学びたいと思うとなると、やや期待通りではないところも多々あると感じました。
    また、事例が古い。読んでいて、ピンとこないケースが多いです。
    他の経営理論よりも最新の動向やアプローチ手法が日進月歩なのがマーケティングであると感じますし、そういったイメージを養成するには本書では適していない部分が多いです。

    最後の方には、今時点で必要な根幹を担っている概念が多く登場します。(言葉も概念も進化・深化してますが)
    「コミュニ・マーケティング」なんてまさにそれで、今まさに、そこからの派生がどんどんと生まれ深化していると感じます。

    それにしても、もっともな基盤である「コトラーのマーケティング・マネジメント」などは読まないといけませんね。

  • マーケティングの基本が分かります。決して実践的とはいえませんが、マーケティングを勉強するにおいては避けて通れない一冊だと思います。

  • 2222222かささぎは

  • 本書のメインターゲットは、学部学生やはじめてマーケティングを実務的に体験するビジネスマンで、マーケティングの最も基本的なスタイルを念頭において解説されている…らしいです。
    書き方が教科書って感じがします。
    具体的なケースを挙げている部分があり理解しやすく助かったのですが、そのケースが古くてすんなり入ってこないという面も。
    経営という常に変化、それもかなり早いスピードで変化しているものを扱っているのだから、もう少しこまめに改訂版を出して欲しいなと感じました。
    マーケティングの教科書としてはオススメです。


     序章 マーケティング戦略への招待
    第?部 市場の選択
     第1章 事業機会の選択
     第2章 事業領域の選択
     第3章 標的市場の選択
    第?部 市場の分析
     第4章 市場データ分析
     第5章 消費者行動分析
     第6章 競争分析
     第7章 流通分析
    第?部 市場への対応
     第8章 製品対応
     第9章 価格対応
     第10章 コミュニケーション対応
     第11章 流通チャネル対応
     第12章 競争対応
    第?部 市場との対話
     第13章 サービス・マーケティング
     第14章 ソーシャル・マーケティング
     第15章 関係性マーケティング

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著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授

「2022年 『マーケティング戦略〔第6版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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