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- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641125810
作品紹介・あらすじ
『最高裁回想録』から四年。考察を深め、事の本質を見極める。
感想・レビュー・書評
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民事訴訟の目的としていろんなことが言われるが、裁判がどうであるかというレベルと、裁判はどうあるべきか、というレベルが混在しているのでは。
最高裁でも和解することがある。
最高裁の判決もあくまで事案解決が最優先なので、類似の他の案件にまで波及させることが不適当なこともある。
藤田判事が大学時代の部活の後輩に那須こうへい(後に判事)がいた。
君が代訴訟で藤田判事が反対意見を書いたときも、けんかわかれしたのではなくて、これは非常に重要な意見だからぜひ反対意見を書いて欲しいと言われたから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半の講演録は、はしがきでも断られているとおりかなり重複が多い。おそらくレジメの使い回しではないかと思うくらいで(そのため星一つを減じた)、ここは正直いってやや冗長であるが、著者はその繰り返しを敢えて行っているのであろう、まさにそこを伝えたいのであろうとも感じた。
後半の鼎談が珠玉である。質問者がよく準備していて、著者もそれを受け止めた結果、前著では著者が明かさなかった最高裁の評議の内幕などがビビッドに述べられている。
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