担保物権法 第3版 (現代民法 3)

著者 :
  • 有斐閣
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641135079

作品紹介・あらすじ

「担保物権法」テキストの決定版。最新の実務を視野に入れた精緻な理論。著者自身の明晰な思考が全篇を貫く。会社法や信託法、電子記録債権など法改正や新制度に対応。重要判例も新たに追加。

感想・レビュー・書評

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  • 情報量は多いです。内容が難しくて頭に入ってきませんが、わかりやすく説明されているとは思います。

  • 先取特権、留置権、質権、抵当権の典型的な担保に加え、仮登記担保に譲渡担保そして所有権留保契約まで民法で問題となる担保権について網羅。コンパクトにまとめられた一冊。

    担保の本質から、担保権の性質・限界を提示し、担保の在るべき公平な姿を提示している。

    辞書として利用するぶんには良いだろうけど、学習用にしては少し読むのは苦労する。

    特に抵当権の準用部分については各担保権の章ではあまり触れずに、抵当権の章でまとめて説明したり、抵当権部分の説明を他の担保権の部分に任せていたり。担保権自体が強力な物権の中でバランスを保つため相互に準用し合う密接な関係にあるから、必要最小限度で書くにはこの様な書き方が最善になるんでしょう。

    初学者には頁を行ったり来たりと忙しい本です。

    重要判例はしっかり紹介してますが、所々著者自身の自説をサラリと入れてくるので、読みながら道に迷うこともしばしば。

    百選と読み合わせると、かなり際どい自説も少なからずある印象。

    山口青本と同様、ある程度学習が進んだ人からは読みやすい本になってるかもしれません。

  • 一定の財産について、そこから優先的に自己の債権を回収できる権利が担保物権である――。定義はいたってシンプル。だが、冒頭から「債権者代位権(民法423条)」など常日頃なじみのない言葉のオンパレード。せめて用語にだけでもなじもうと、太字を意識しながら読んだ次第。

  • これを通読して理解すれば、担保物権法は怖いものなしでは。道垣内説の鋭い問題意識で、通説・判例の理解が進むというメリットも。

  • 自分には難しすぎた。
    内容より文体が。

  • 担保物権法のバイブル。抵当権についての議論が細かいこともさることながら,個人的には,法定担保物権の解説が秀逸だと思う。丸暗記ですまされることの多い留置権・先取特権についてじっくり考えられる。特に動産売買先取特権は重要だし,一度ぐらいは読んでも良いと思う。

  • a

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著者プロフィール

専修大学教授

「2024年 『新注釈民法(10) 債権(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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