問いからはじめる家族社会学 -- 多様化する家族の包摂に向けて (有斐閣ストゥディア)

  • 有斐閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641150164

作品紹介・あらすじ

多くの人にとって身近な存在である「家族」の歴史と現状、これからの課題と展望について、1人ひとリが考えるための手がかりを提示します。時代ごと、国・地域ごとの比較などのさまざまな実証データと、ジェンダーや階層の視点も用いて、家族のリアルにせまる入門テキストです。

感想・レビュー・書評

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  • 家族社会学の入門書.8章立てで,最後の章が公共圏・親密圏や多様性に割り当てられ,性的少数者について節が立っている.セクシュアルマイノリティの総称をLGBTと…というあたりが残念ではあるが,セクマイ当事者家庭で生育した子どもの研究とかにも触れてあり,あれ?と思った時に自分で調べる糸口はつけてある.話が前後するが,親密圏のところでプラマーとか紹介してあるといいのに.ギデンズの親密性の変容についてはわかりやすく紹介されている.

  • 初版が2015年なので、もう少し時間が経ってしまって、その間かなり急激に「家族」が変容してきたので、その点は改訂版が出ているようなのでそちらを見てみたいと思います。
    家族の問題はあらかた網羅していると思いました。

    1点、今の少子化の説明は、これで十分なんじゃないかと思う表記が。欧米と日本・韓国の「親密圏」概念の差異について示された表にある、各概念が家族のあり方に及ぼす影響、という部分で、「(家族の負担が大きいため)与えられた家族リスクから逃避する人が多くなる」という説明です。
    自分は中年未婚男性ですが、結局、何かあった場合に子どもの責任を負えるか、という点で、お恥ずかしながら負える気がしないので、妻子を持たなかった(持てなかった)部分があるなと思ったのです。何年か前に「子育てが終わらない」という記事を見かけましたが、子どもが成人しても、子どもの失敗は親の責任みたいな部分は日本社会は強烈にあって、子どもを持つことが恐怖にさえ思えました。

    近代国家の最終的な課題は、「家族」なのかもしれません。

  • 家族

  • 361.63||Iw

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:361//I94

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著者プロフィール

立教大学教授

「2022年 『問いからはじめる家族社会学〔改訂版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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