職業とは
・他人が必要としているものをそれぞれが分担して専門的に生み出し、交換するのが職業であり、他人が必要としていなければ、いくら本人が重要だと思っても職業として成り立たない。職業は社会の一員として役割を分担していく社会的活動
・職業は収入や働き方によって働く人の生活を規定する
・職業が性格や価値観に影響を与えることもある
・職業に就くことで社会的評価や心理的満足がもたらされ、帰属する社会や職業の世界が自分のアイデンティティの源泉になる
・ピグマリオン効果
根拠がなくても期待をもつだけで能力が向上する
例 優秀だと期待されて育つと成績が向上する
・ハロー効果
顕著な特徴に引きずられて他の特徴も評価される
例 有名大学出身者は人格も優れている
・供給制限のあるものは高い
・一般的技能と企業特殊技能
一般 → パソコン、IT、英会話、会計、法律
特殊 → 顧客情報、人事情報、自社の機械の情報
訓練期間中には生産性以上の賃金を払い、訓練後に生産性以下の賃金を払う
起業特殊技能を身につけても離職の心配がないので、会社が訓練費を払う
・企業競争力の源泉=技能=不確実性、予測不可能への対応
・景気と残業時間は連動
不景気のときは残業は短い
人を採用や解雇するよりも、残業時間を調整した方が安く済む
・年長者の転職は、前職で培ったのが企業特殊技能なので、転職すると技能が失われるから。賃金は下がる。でも満足度は必ずしも落ちない(賃金以外の労働条件や人間関係の改善)
・定年退職(60前後)の8割は男
・女性は結婚や出産を機に仕事を辞め、その後再就職したとしても非正社員として雇用され、定年社員の対象にならない(2007年)
・定年後に自由な選択肢を持てるかは、経済力による。資産、年金、退職金を考える
・大企業の退職金 2500万(勤続35年以上で2200万、それ未満は半額以下)
・生きがいを感じながら仕事をしている人は、定年後、社会活動に生きがいを感じている。「会社のために」「社会のために」
・夢は夢、理想は理想のままで終わる。今ある事に確実に真摯に取り組めば、おのずと道はひらける。
・キャリアに関する詳細な海図を描くのは不可能。天候や潮流と同じように社会状況は複雑に変わるし、個人が目指している場所も好む生き方も変わってくる