アメリカの対外関与―アイデンティティとパワー

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制作 : Henry R. Nau  村田 晃嗣  島村 直幸  石川 卓  高橋 杉雄 
  • 有斐閣 (2005年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641173101

アメリカの対外関与―アイデンティティとパワーの感想・レビュー・書評

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  • リアリズムは国家の統一を重視し民族自決や民主主義を軽視する。
    冷戦の政治力学はアジア最古の民主主義国家であるにもかかわらず、インドをアメリカの二国間協定から排除してきた。アジアでは権威主義体制が1つの不信の源になっている。
    アメリカは伝統的に途上国にはほとんど関心を払ってこなかった。
    1989年以降アフリカは民主的活動の事実上の爆発的拡大を経験した。

    軍事力を正当に行使する能力は国家アイデンティティの核心に起因している。今日の世界では国家が統治組織や中央政府を通じて、この能力を有する唯一の機構である。
    国力を強風にたとえれば、国家アイデンティティはその風がどちらに吹くかを示す風見鶏。国家アイデンティティが国力を位置づけ、脅威と国益を定義する。

    覇権国のアイデンティティは重要。より小規模な諸国は支配的大国から自らを隔離するかより長期的にパワーを拡大するために積極的に支配的大国との経済的関係を深めるかという2つの選択肢に直面する。

    中国はアメリカの覇権にとって最も重要な潜在的挑戦国である。中国はアメリカとのパワーバランスを改善すべく積極的に軍拡を進めている。アメリカは中国に対しパワーの均衡を図るために日本および韓国、台湾の新興民主主義体制との安全保障を強化していかなければならない。

    アメリカの政治は外国からの係争から相対的に影響を受けないとナショナリストは想定する。厳格なナショナリストにとってアナーキーの旧世界が持続している。

    封じ込めはソ連の帝国主義的な動きに対するアメリカとその同盟諸国による見事な均衡策であった。現在ではアメリカの優越が明らかで他国は確実にアメリカに対抗し封じ込めようとする。

    リアリストによれば民主主義国であることは軍事力による均衡政策を緩和するには役立たず、むしろ助長する。

    アメリカの歴史はイギリスおよびヨーロッパの歴史と途切れることなく結びついている。

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アメリカの対外関与―アイデンティティとパワーの作品紹介

単独主義か国際主義か-アメリカのリーダーシップは旧来の動揺を超えて、「適切な対外関与」を達成できるであろうか。その鍵は、パワーとアイデンティティのバランスにある。米国家安全保障会議(NSC)上級スタッフなどを務め、しかも理論家として名高い著者が、21世紀のアメリカ外交を理論的・実証的に分析する書。近年の国際政治学界で注目されるコンストラクティヴィズム(構成主義)を咀嚼しつつ、これまで主流であったリアリズム(現実主義)との融合を図り、「アイデンティティ=パワー・アプローチ」を提唱する。

アメリカの対外関与―アイデンティティとパワーはこんな本です

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