廃棄物とリサイクルの経済学: 大量廃棄社会は変えられるか (有斐閣選書 497)

著者 :
  • 有斐閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641181779

作品紹介・あらすじ

"廃棄物"は、今あたかも怪物のごとく、日本全国を暴れ回っている。技術の高度化を基礎にめまぐるしく変化・成長する日本経済は、廃棄物処理を考慮しない生産や都市改造をすすめ、廃棄物増加型の産業構造や生活様式、そして使い捨ての大量廃棄社会をつくりだしてきた。廃棄物問題とは何か、その解決のためには、今どのような処方箋が求められているのか。本書は、これらの問いに対して、経済学の立場から答えようとした。

感想・レビュー・書評

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  • 1992年出版と現在から30年以上前の書籍なのでかなり状況も数字も変化していることは明らかだが、それでも学びがある。現在はさらに状況が悪化していることは自明だが、それでもこの時期にすでにかなり深刻な環境問題を抱えていたことに驚愕する。各市区町村が同地区内でゴミを処理することができず、別の都道府県にまで運んでいるという例や(人口密度的に仕方ないのかも知れないが)、一人一人のゴミの分別作業が、想像していたよりもゴミ処理に大きな貢献になるということが知れたのも大きい。1992年でこの状態、今はどうなっているんだ、、とちょっと直近の数字やデータを見るのが憚られる。。

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  • 廃棄物・リサイクルをめぐる社会経済的分析。簡単なので入門書としてはいいと思う。

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著者プロフィール

京都大学名誉教授。日本における環境経済学の草分け的存在。専門は環境経済学、財政学。政策分野でも、震災復興構想会議検討部会委員、総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員などを歴任。
著書に『緑のエネルギー原論』(岩波書店、2013年)、『環境経済学への招待』(丸善、1998年)、『環境経済学』(岩波書店、1996年)、『廃棄物とリサイクルの経済学――大量廃棄社会は変えられるか』(有斐閣、1992年)、訳書に『国連大学 包括的「富」報告書』(明石書店、2014年、山口臨太郎との共訳)等。

「2018年 『グローバル環境ガバナンス事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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