開発と平和: 脆弱国家支援論 (有斐閣ブックス 105)

制作 : 稲田 十一 
  • 有斐閣
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641183803

作品紹介・あらすじ

ソマリア、東ティモール、アフガニスタンなどガバナンスが弱く不安定な「脆弱国家」。なぜこれらの国で紛争が起こり、人々の生活が向上しないのか。その全体像と国際社会の支援のあり方を描く。その関与の仕方はいかなるものか。そもそも国の脆弱性とは何か。どのような支援が効果的なのか。「脆弱国家」の多面的な課題について、紛争・開発・平和構築に具体的に関わっている第一線の研究者・専門家によって書かれた、学際的・包括的な初のテキスト。コラムや基本用語についての解説も充実している。

感想・レビュー・書評

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  • 開発経済における脆弱性とは貧困層の動態について分析する場合、ミクロ的な意味でのリスクに対する脆弱性を指す場合が多いが、他方、援助資金の効率性を論ずる場合には、国家、制度の運営能力やガバナンスの欠如というマクロ敵な意味での弱体性を意味することが多い。

    紛争を予防し、平和を構築し紛争後に紛争が再発せずに持続的開発に移行させていくためには、開発援助のみならず、幅広い分野でのの活動が必要とされる。

  •  脆弱国家に対する理論的、事例的、実務的研究の蓄積。まあ、論文集なので、面白い箇所とつまらない箇所はあるが、全体として自分の関心に一致した内容だった。

  • 開発と平和構築に焦点を当てた本。一部は脆弱国家に関しての理論、二部は事例研究。

  • 9章だけさらっと。

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