鎌倉政権得宗専制論

著者 :
  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642027861

作品紹介・あらすじ

得宗は北条氏嫡宗の呼称である。幕府要職就任者の家系を調査・分析する独自の方法により得宗専制の実態を解明し、家格秩序の存在を明らかにする。あわせて新式目や寄合などを取り上げ、後期幕府政治体制の変化を究明。

感想・レビュー・書評

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  • 正直、当時のNHK大河ドラマに引きずられて購入しました。(笑)人物関係図や背景がいまひとつわからなかったためであるが、読んでみるとなかなかに興味深かった。
    北条得宗家と北条庶流の役割分担と背景がよく説明されており、あの当時は、北条家のことならお任せあれ気分でした。(笑)率直にいうと今はほとんど憶えていないのだが・・・。(泣)
    それにしてもたかだか百数十年の間によくもまあ庶流がぼこぼこと勃興したものだ。基本的には内部的には排除と専制の論理なんでしょうかねぇ。得宗家とそれに連なる人々、その政治的関係については勉強になった。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。立正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。博士(文学)。現在、中世内乱研究会総裁。著書に、『鎌倉政権得宗専制論』(吉川弘文館)、『鎌倉幕府の滅亡』(吉川弘文館)、『執権 北条氏と鎌倉幕府』(講談社学術文庫)、『頼朝の武士団 鎌倉殿・御家人たちと本拠地「鎌倉」』(朝日新書)など。

「2022年 『論考 日本中世史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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