徳富蘇峰と国民新聞

著者 :
  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642036313

作品紹介・あらすじ

徳富蘇峰が創刊した国民新聞は、「独立」の理念を掲げ、新鮮な紙面と華々しい言論活動により、瞬くうちに大きく発展した。しかし政治の磁力と営業競争の磁力に抗し「独立」を保持するのは容易でなかった。実にその歴史は、言論の独立と政治、言論の独立と経営という難問との葛藤の歴史であった。その軌跡を辿ることにより、日本ジャーナリズムの一断面を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 徳富蘇峰について、「国民新聞」との関係からみていく一冊。

    蘇峰って、極端で独裁的なところがある平民主義者ね。という印象。
    そしてマネジメント能力が低い!


    【目次】
    第一章 創刊
    第二章 明治二十年代の「国民新聞」
    第三章 明治三十年代の「国民新聞」
    第四章 日露戦争後の積極経営―「数の波に乗る」―
    第五章 「民衆的傾向」と国民新聞言論
    第六章 拡大経営の限界
    第七章 関東大震災と寡占化
    第八章 大正末期における対外論
    第九章 徳富蘇峰の国民新聞退社
    おわりに

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著者プロフィール

1943年 神奈川県生まれ 1967年 東京大学文学部国史学科卒業 1972年 東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学 元東京経済大学教授 ※2016年12月現在
【主な編著書】 『海外観光旅行の誕生』(吉川弘文館, 2002年) 『陸羯南』(吉川弘文館, 2007年)  『「中立」新聞の形成』(世界思想社, 2008年) 『近代日本のメディアと地域社会』(吉川弘文館, 2009年)

「2023年 『近代日本メディア史 Ⅰ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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