明治国家と近代美術: 美の政治学

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642036856

作品紹介・あらすじ

「日本美術」は明治国家によって創られた。維新後、近代世界システムに積極的に参入していった明治日本は、西欧の国家と美術の関係を参照しながら、「日本国家としての美術」の構築を目指したのである。近代日本の美術行政・制度や美術と美術史をめぐる言説、さらに画家・美術団体などを論じ、近代に構築された美術の意味と認識の構造を問う。

感想・レビュー・書評

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  • 日本において新しい学問の「日本美術史」がいかに不安定か。

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著者プロフィール

佐藤 道信(さとう・どうしん):1956年秋田県生まれ。東北大学文学部大学院修士課程修了。専攻、日本美術史。板橋区立美術館、東京国立文化財研究所を経て、現在、東京芸術大学美術学部教授。著書に『河鍋暁斎と菊池容斎』(編著、至文堂)『明治国家と近代美術』(吉川弘文館、サントリー学芸賞受賞)などがある。

「2021年 『〈日本美術〉誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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