- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642055932
作品紹介・あらすじ
今で言う都知事や裁判所長官などを兼任し、激務のために過労死することも多かった江戸の町奉行。その職務と、配下の与力・同心の生活、贈収賄事件などの裁判記録を探り、時代劇のイメージとは異なる江戸の町奉行の姿を描く。
感想・レビュー・書評
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[ 内容 ]
今で言う都知事や裁判所長官などを兼任し、激務のために過労死することも多かった江戸の町奉行。
その職務と、配下の与力・同心の生活、贈収賄事件などの裁判記録を探り、時代劇のイメージとは異なる江戸の町奉行の姿を描く。
[ 目次 ]
江戸と町奉行―プロローグ
町奉行のはじまり(最初の町奉行;町奉行の地位;与力・同心の家格;番所所在地の変遷と規模)
町奉行の裁判(町奉行と裁判;幕府の言論統制―講釈師・貸本屋の処罰;北国米買上一件―一大収賄事件の裏側;式亭三馬の筆禍と火消人足;海外情報への欲求と幕府の猜疑;河内山宗春と町の悪党;町人から武士へ―御家人株など;石川雅望の嘆き;『世事見聞録』の裁判批判)
治安と警察(三廻り;目明し;火附盗賊改;町内警衛の自治機関;小伝馬町の牢屋)
与力同心の生活(与力の収入と生活費;親の跡へ抱入れ;八丁堀の組屋敷;与力家庭の年中行事)
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2008/1
タイトルどおりの一冊。
多くの史料を基に江戸時代の町奉行とはどういうものだったのか。与力や同心、目明し、火盗改めなど時代劇ではおなじみの実際の仕事の内容はどのようなものだったか解説している。