次男坊たちの江戸時代―公家社会の“厄介者” (歴史文化ライブラリー)

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著者 : 松田敬之
  • 吉川弘文館 (2007年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642056465

次男坊たちの江戸時代―公家社会の“厄介者” (歴史文化ライブラリー)の感想・レビュー・書評

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  • HUMICでの請求記号「210.5/Ma 74」

  • 厄介(本書ではサブタイトルに限り、わかりやすく「厄介者」としている)のイメージというと、まず有名なのは井伊直弼か。父→兄→甥と移りゆく「イエ」のメインストリームからはるかに外れ、捨て扶持と離れの陋屋を投げ与えられての貧乏暮らし。何事をも成せず、ただ老い、寿命が尽きるのを待つばかりの不毛な人生。そんなところだ。
    本書はその枠に収まらない、数奇な運命をたどった厄介たちに光を当てる。もとより「余計者」扱いされて史料に乏しい上、当たり前のように系図操作がなされている状況で、丹念に文献に当たった労作である。
    新鮮だったのが「女性の厄介」という概念で、主体的不婚が原則ありえない時代とあって、女性の部屋住みが想像しにくかっただけに興味深かった。その一例がかの若江薫子で、当代一の才を持ちながら、ついたあだ名が「建白女」とは、「女」と「厄介」、二重の悲哀をつくづく感じた。
    著者いわく、この分野はまだまだ研究途上とのことで、地図の上から「暗黒大陸」が消えて久しい今、未踏の大地を行く昂奮が味わえるのは貴重な体験と言っていいだろう。

    2011/12/3~12/6読了

  • あまり聞き覚えの無いお名前のお公家様がたくさん紹介されていて
    イマイチ頭に入りませんでした。むつかしい。

    ただ、維新の神仏分離のときに僧籍から還俗して、今度は神主になった次三男がたくさんいたといないとか。
    それはちょっと興味を引かれた。


    (H21.11 図)

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次男坊たちの江戸時代―公家社会の“厄介者” (歴史文化ライブラリー)の作品紹介

跡継ぎが優遇された江戸時代。親や兄に扶養される「厄介」だった次男、三男たちは不遇だったのか。幸運にも養子先のあった者、養子先を廃嫡された者、ご落胤や女性の厄介の人生から、公家社会の家の継承問題に迫る。

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