東アジアの日本書紀: 歴史書の誕生 (歴史文化ライブラリー 349)

著者 :
  • 吉川弘文館
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642057493

作品紹介・あらすじ

日本古代史を知る第一の古典『日本書紀』を"史料"としてではなく"書物"として読み解く新たな試み。『日本書紀』が朝鮮古代史の宝庫でもある理由を探り、古代国家日本の成立を記した、ひとつの「歴史書」誕生の物語。

感想・レビュー・書評

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  • やはり後半の百済など朝鮮関係部分がメインか。日本書紀の作られるまでをかなり詳しく考証している。少々古い知識の私などにはエキサイティングな書である。引き続き昨年刊行の『六国史以前』も読む。さらに新しい知見が書かれているのかどうか?

    直接論旨にはまったく関係ないが、「天孫降臨」から「神武東征」開始まで1,792,470余年という記載があったのにびっくり。皇紀がどうこうというよりけた違いに長い年数。現在の地質年代的にはチバニアンよりもっと古い時代になるんじゃないかな。その辺は別ブログで書いてみようかな。

  • 地域史

  • 真摯

  • 史料としてではなく、書物(編纂物)としての日本書紀を見つめなおす。
    歴史書が誕生する過程をたどる。

  • これは読まないと‼朝鮮古代史についても書かれているので、興味津々‼

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著者プロフィール

1974年、兵庫県生まれ。大阪市立大学文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。皇學館大学史料編纂所助手を経て、現在、皇學館大学文学部教授。 ※2022年10月現在
【主要著書】『東アジアの日本書紀―歴史書の誕生―』(吉川弘文館、2012年)、『日本書紀の形成と諸資料』(塙書房、2015年)、『六国史―日本書紀に始まる古代の「正史」―』(中公新書、2016年)

「2022年 『仁明天皇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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