ふたつの憲法と日本人: 戦前・戦後の憲法観 (歴史文化ライブラリー)

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著者 : 川口暁弘
  • 吉川弘文館 (2017年7月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642058506

ふたつの憲法と日本人: 戦前・戦後の憲法観 (歴史文化ライブラリー)の感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・開架 323.12A/Ka92f//K

  •  日本は今、世界のうねりの中で大きく揺らいでいる。そして、近代以降まれにみるほど「憲法改正」の論議が巻き起こっている。
     憲法改正については、大日本帝国憲法は57年。そして日本国憲法は70年以上、一度も改正されることはなかった。これが日本人の憲法観に関わることであることは、疑いようの無いところであり、本書はそれに歴史学見地から迫ったものである。日本人が憲法をどのようにとらえ、どのように運用してきたのか、ということが戦前の大日本帝国憲法の段階から詳らかに説かれている。
     日本人にとって、憲法はどのように捉えられていたのか、戦前・戦中時代の「護憲・改憲・解釈改憲」はどのように展開されていたのかなど、大いに興味深い内容。とりわけ、憲法9条を中心とした「戦争」史観からの運動が中心となっている、現在の憲法改正論議を考えるうえでも「戦争と憲法」について、私達はしっかりと歴史を知っておくべきである。
     この本は憲法改正論議について、「正解」を導き出してくれる本では決してない。また、実際に自民党の改憲草案が出されれば、その内容自体に関心は集まる。しかし、日本人にとって憲法とはどのようなものであり、この先どうあってほしいのか、一人一人がそうした根本を考えるきっかけとして、今だからこそ読んでおきたい一冊だ。

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ふたつの憲法と日本人: 戦前・戦後の憲法観 (歴史文化ライブラリー)の作品紹介

明治以降の日本に存在するふたつの憲法。他国では頻繁に改正しているにもかかわらず、大日本帝国憲法は57年、日本国憲法は今日まで70年以上、1度も1文字も改正することがなかった。戦前の「不磨ノ大典」と改憲論、戦後の革新護憲・保守改憲・解釈改憲の歴史から、日本人の憲法観に迫り、国家運営への影響を明らかにする。いま必読の1冊。

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