関ヶ原合戦と大坂の陣 (戦争の日本史 17)

著者 :
  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642063272

作品紹介・あらすじ

「天下分け目」と謳われてきた関ヶ原合戦と、徳川幕藩体制の確立のために不可避であった大坂の陣。両合戦をめぐるさまざまな定説に新たな見解を示し、豊臣・徳川が覇権をかけて繰り広げた複雑な政治ドラマの真相に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 関ヶ原と大阪の陣を1冊ずつに分けて丁度いいくらい充実の内容。従来の通説とは見解が異なる部分が、最後の章にまとめられていて非常に面白い。
    小山評定の時点では、東軍側は石田三成(と大谷刑部)の単独挙兵という情報しか掴んでなかったとか最たる部分。

  • これを基にした「葵~徳川三代~」を見てみたいです。

  • 著者自身が巻末で述べているとおりに、従来の解釈とはやや違った性格付けを関ヶ原や大坂の陣に与えようとしていて、頷けるものもあれば疑問符がつくものもあり、ややご自身のストーリーに流されてはいやしないかとの印象は受けたが、本書の白眉たる大阪夏の陣は非常に鮮明に各場面が描かれていて、並の時代小説より遥かに素晴らしいと思われます

  • [ 内容 ]
    「天下分け目」と謳われてきた関ヶ原合戦と、徳川幕藩体制の確立のために不可避であった大坂の陣。
    両合戦をめぐるさまざまな定説に新たな見解を示し、豊臣・徳川が覇権をかけて繰り広げた複雑な政治ドラマの真相に迫る。

    [ 目次 ]
    天下分け目の戦 プロローグ
    1 関ヶ原合戦前夜の政治情勢
    2 会津征討と三成の挙兵
    3 関ヶ原合戦
    4 徳川幕府の成立と二重公儀体制
    5 大坂の陣
    幕藩体制形成における両合戦の意義 エピローグ

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著者プロフィール

国際日本文化研究センター名誉教授、大阪学院大学法学部教授。博士(文学)(京都大学)。専攻は日本近世史・武家社会論。主な著書に『主君「押込」の構造』(平凡社)、『士(サムライ)の思想―日本型組織・強さの構造』(日本経済新聞社)、『武士道の精神史』(ちくま書房)、編著に『徳川社会と日本の近代化』(思文閣出版)、『徳川家康─その政治と文化・芸能』(宮帯出版社)ほか多数。

「2020年 『信長の自己神格化と本能寺の変』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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