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- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642063388
作品紹介・あらすじ
近松門左衛門=心中物禁止、英一蝶=三宅島流罪など、江戸時代は、筆禍事件の続発ときびしい言論統制、弾圧の時代であった。市民的な文化活動の盛行と幕府による統制・弾圧の実態を当時の世相を交え、わかりやすく描く。
感想・レビュー・書評
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江戸時代前期の禁書の歴史を主に制度や、一部の禁書を紹介しつつ、その背景を紹介した本
【こんな人におすすめ】
主に法制史としての江戸の禁書に興味がある詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
徳川五代将軍綱吉の時代に折に触れて出版統制令が出たことで禁書が本格化。
享保7年の出版条目は、
一学術書で儀異説を取り上げること
二好色本
三家系、先祖のことを新作の書物に表し世間に広める
四全ての板行には作者と板元の実名を記載
五権現様、将軍家のこと
その後、出版、立札、浮世絵、講談、歌舞伎とあらゆる情報メディアに幕府の管理がおよんだ。ただし、浄瑠璃はその統制の対象から外され、一部みせしめ的に処罰が下されることで、統制が及んだ。
農民の窮状を講談にした馬場文耕、英一蝶、近松門左衛門
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