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- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642063814
作品紹介・あらすじ
甘梼岡に立つと飛鳥の展望は美しい…。蘇我氏、飛鳥寺、飛鳥板蓋宮、石舞台、亀石、大海人皇子、律令制、文化財保存など多彩なテーマを、緻密な文献考証と発掘成果をもとに描き出す名著。飛鳥を訪ねる人々の座右の書。
感想・レビュー・書評
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飛鳥時代、明日香村。
歴史と地理における「あすか」を基準にその時代の流れを考察した1冊。
元々の出版が1970年代なので、やや古い感はあるけれど、「あすか」を紐解くにあたっては読んでおきたい基本書の1つと思われます。
この本をベースに最新の発見や学説を肉付けしていくと「あすか」を理解しやすいし、この本では大陸は半島との関わりはそれほど深く踏み込んでいないので、まずは日本の「あすか」を身につけて、そこにあちらさんからの影響を考えてみれば良いと思う。
最近はやたらと大陸や特に半島からの影響を過大評価する論文が多いので、そちらを読む前にまずはこっちで基礎を固めると良さそう。
つまり、この本はかなり「マニア」になるべき人向けです。
単に古代史の謎をトリビア的に知りたい人には、むしろつまらないと思われます。
読む人を選ぶ1冊ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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