日本近世の歴史 6 明治維新

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  • 吉川弘文館
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642064347

作品紹介・あらすじ

ペリー来航から西南戦争まで-。明治政府による全国統治の体制が成立する時代。通商条約の解釈と運用をめぐる対立など、さまざまな立場に立つ勢力が、近代国家の樹立をめざして争った様相を新たな視点で描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 「日本史概説Ⅱ」加藤順一先生 参考図書
    電子ブック(MeL)
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  • うん、すごく面白く、新しい目線で明治維新を見直すことができました。昭和戦前期の国家権力が作り上げた明治維新像を、丹念な歴史資料の読み解きによって、解体し、新たな光のもとで歴史を描き出す好著。近世史から近代史への架け橋ともなっているようです。

  • マンガから用意周到な阿部正弘老中のイメージが、結局頭は悪くないから色々思いつくのだが実行力が伴わない事と、キモとなる行動が節目節目で撮れなかった

  •  幕末維新期の政治史を1冊にまとめた一般向けの手頃な本は意外にもほとんどないが(たいていの通史シリーズは幕末期と維新期を別建てにしているか、さもなくば自由民権期までを包括している)、この本はペリー来航から西南戦争までの政局・政治制度・権力関係を要領よく整理している。「攘夷」「開国」「尊王」「佐幕」「倒幕」といった通俗的な概念による図式化を拒んでいるのが特徴。

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著者プロフィール

1950年、東京都生まれ。1983年、東北大学大学院文学研究科博士課程単位修得。博士(文学・東北大学)。現在、佛教大学歴史学部教授。 ※2012年11月現在
〈主要編著書〉『明治維新と国家形成』(吉川弘文館、2000年)『高杉晋作と奇兵隊』(吉川弘文館、2007年)『明治維新史という冒険』(思文閣出版、2008年)『講座明治維新2 幕末政治と社会変動』(共編、有志舎、2011年)

「2022年 『明治維新と国家形成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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