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- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642074285
作品紹介・あらすじ
徳利二つを足元に一つを枕に、一つを手に握って死ぬと言った公家がいた。養子先から出家して廷臣社会に出人りし、美濃と京都を往還、遣明船に便乗して巨利を得た自在の生涯。歴史に埋もれた人の伝記が蘇える。中世の「石の発見」系譜など禅宗史話三篇とあわせて、時代の細部に予感された個人と集団の現在を読も取る歴史の愉しみがここにある