戦国のコミュニケーション: 情報と通信

著者 :
  • 吉川弘文館
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642077828

作品紹介・あらすじ

「一刻も早く援軍を…」。戦国大名たちはどのようにして遠隔地まで自らの意思や情報を伝えようとしたのか。乱世の通信世界を解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 戦国武将の情報伝達方法各種が実例をあげて説明されていて、とても面白かったです

    当時の使者は当然命懸けなわけで、忠誠心は勿論報奨も大きかったよう
    飛脚に至っては、ただ届けるだけの仕事から独自の見地から

    道中見てきた情報を的確に伝えるようになったりと、職業意識の高い人も徐々に出て来ていたとか

    使者や飛脚を主人公に物語が出来そうなくらいドラマティックでした
    どなたか書かれてませんかね

  • 密書が奪われる
    夜を日に継ぎ飛脚は走る
    乱世の通信世界を解き明かす
    戦国武将たちはどのようにして遠隔地まで自らの
    意思や情報を伝えようとしたのか。
    主君から口上を託された使者、密書をしのばせた
    脚力自慢の飛脚たちが、命を賭けて戦乱の世の中
    を駆け抜ける。
     畠山卜山と長尾為景   風聞と注進
     北条氏綱と長尾為景   出羽山伏
     長尾顕景と長尾為景   密書
     白川晴綱と北条氏康   書状の集積
     朝倉義景と上杉輝虎   情報の錯綜
     上杉謙信と佐竹義重   飛脚の才覚
     毛利元就と毛利隆元   書状の重み
    カバー写真は長篠合戦図屏風

    戦国時代、情報はいかに伝達されたのかが
    わかり面白い。良書でおススメです。

  • 使者と飛脚、風聞と正しい情報の伝達速度、山伏、情報の錯綜。
    いろんな手紙が具体例として載ってます。
    毛利元就の「この手紙は読んだら返して下さい」返信じゃなくて手紙そのものを返せという意味。責任もって自分で処分したいからだとのこと。

  • 戦国期の手紙のやりとりの方法や実例が詳しく載っています。実例が結構面白い。

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著者プロフィール

岡山県津山市出身。京都大学法科大学院を卒業後、スタートアップ向け法律事務所で弁護士として活動。知的財産や資金調達に関する契約業務などに従事。 その後エンターテイメント会社アカツキに初期からジョイン。管理部門の立ち上げ、IPO業務の主担当として、上場に貢献。自身が「創作」に救われたことから、クリエイターのパートナー事業を行う『しろしinc.』やクリエイター専門の『しろし法律事務所』を設立。“生まれるはずの「もう1作品」を創る。”をミッションに、情報で、体制で、企画でクリエイターと共に作品を創っている。

「2022年 『クリエイター1年目のビジネススキル図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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