日本城郭史

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  • 吉川弘文館 (2016年11月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642083034

日本城郭史の感想・レビュー・書評

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  • 資料をさがしに県立図書館に行った際、本棚から「借りてくれー!」と言われた気がした(笑)ので一緒に借りてきた(吉川弘文館の本なんて、おいそれとは買えません)。

    1回延長して、読了まで約1か月もかかってしまった。しかも同時に、新書の「観応の擾乱」も読んでいるものだから(こちらもまもなく読了予定)、頭の中がやや混乱したりw

    タイトルのとおり、日本の城について古代から近代までの通史で論じたもの。「城」という語彙の時代や地域による変遷、東アジアにおける都城制の影響、領主館と城郭との違いという論点、東北の柵・南西諸島のグスク・北海道の館やチャシなどの地域性、戦国期の城と城下町、織豊時代の城、天守の登場、石垣の変遷、天下普請、一国一城令、方形区画、五稜郭と龍岡城……などなど、軍事史学、考古学、文献学、建築学といったさまざまな方向からのアプローチを試みている。

    分厚い本なのだが、まだまだ言及しきれていないところなど、もどかしい面もあるのだけれど、ほぼほぼお腹いっぱいです。
    同世代の著者ふたりの研究には、深く敬服いたしました。

  • とにかく重厚なお城の教科書。読むのに半年かかった。お城を単なる軍事施設としてでなく、政治の中心、権威の象徴、祭祀の聖域といった多様な観点から捉え、東アジアの「城」と日本の「城」の類似性から、日本国内の「城」の多様性まで、幅広く取り上げている。文句なく、現時点で一番の城郭本。史学(特に中世史)を専攻する学生・院生には必読の書であろう。私のような素人が読んでも、読んだそばから頭から流れていってしまうのが悲しいところだが…。

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日本城郭史の作品紹介

天守が聳え(そびえ)、石垣が巡り、白塗りの櫓(やぐら)や壁を持つという「城」は近世のものであり、古代・中世の城とはまったく異なる。時代と共に変遷する城の実態を「軍事」と「日常」の二つの視点から探り、都市空間論まで踏み込んで解明する。北日本や琉球も独自の地域として取り上げ、朝鮮半島との関係などアジアの視野も踏まえて検証した新たな“城”の通史。

日本城郭史はこんな本です

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