コミックユング: 深層心理学入門 (RISOH COMICS)

  • 理想社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784650005219

感想・レビュー・書評

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  • 心理学ってこんな神秘的なものだったとは・・・・。なんというか、ヨーロッパ流の『悟り』っていうのはこんな感じで訪れるんだろう。となると、ユング派の宗教観が気になる。読む限りではもっぱらアジア宗教を基にしているところがあるから、それとおおよそ対極にある一神教のキリストはユングの心理学に相反するものだろうし。ヨーロッパではあくまで神がいてその傍らに心理学があるという形に―一般的には―なっているのだろうが、ユングの心理学はいたって宗教的な感じがある。アジアではウケそうな感じ。岡野守也ね^^(ただ、彼の戦前コスモロジー賛美には異論がある)ヨーロッパ人でユング派やってる人は、宗教と心理学、いったいどちらをとるんだろうか?

    深層心理学に関わりそうなことで、好きな異性のタイプを考えてみた。世の中には何故かむしょーに気持ちをかき乱すタイプの異性がいる。でもそれは他の人に見せるとかなり不評だったりする。たしかに雑誌とかテレビに出てくる異性の形とはまるで違っているのだが、むしょーにかき乱される。俗世間においてこの現象は『B専』とか言ってからかわれるものだが、どうしたってごまかせない。好きなものは好きなのだから。
    ある友人が好意を寄せてる異性について「少しぽっちゃり・・・いやもうデブ?なんで好きになったんやろうか?」と語っていた。そして彼は母親のことを「ブーちゃん」とか呼んでいた。彼は断じてマザーコンプレックスではないが(心理学やってなくてもわかるくらい親不孝なのだ。カウンセリングを受けるならまずそれを正してもらわなくては。)、やはり無意識の中に母親の記憶があるのではないだろうか。だから、頭でいくら考えても分からないのに、彼女に心をかき乱されたのではないだろうか。まぁかなり勝手な解釈だから本人に言ったら怒られるだろうけど。
    そう考えると、脳と心の違いが見えてくるような気がする。

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