新実作俳句入門: 作句のポイント

著者 :
  • 立風書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784651600727

作品紹介・あらすじ

俳壇の大ベテランが、長い句作と指導体験をもとに、語りたくない秘法を公開して説く実践的俳句作法書。豊富な実例を引用しながら、具体的に、明解に俳句上達法を体系化。

感想・レビュー・書評

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  • 20週俳句入門との重なりがあり,136ページまでは微妙かと思う。あちらの方が,軽妙で読みやすい。くどくもない。
    本書の白眉は,実践編の2である。実作に当り,望ましい態度,避けるべき態度を具体的に示してくれる。

  • ちょっと俳句が作れるようになってきたかな?という人が読むのにいい本。
    ただ俳句が出来たらいいというのを脱して、どうやったらもっと良い俳句が作れるのかというのを解説してあります。
    ハッキリと書かれていてとても分かりやすい。

    例えば俳句というとイメージがワビ、サビの世界で、詠まれるものは寺や神社というイメージをしがちですが、そんなものは陳腐だとこの本では書かれています。
    また孫を詠んだ俳句では名句がないなど。

    中七は字余りにしない方がいい。
    上五と下五が名詞どうしじゃな方がいい。
    といった事も書かれてあり、それが何故かという事も分かりやすく書かれています。

    格好をつけず、その時感じた事を素直に詠んだものがいいのだとこの本を見て理解できました。

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著者プロフィール

大正15年(1926)、小田原生まれ。俳句は16歳のときに水原秋桜子に師事。昭和24年に「馬酔木」同人、のち編集長。39年に「鷹」を創刊、主宰。蛇笏賞、俳句研究賞選考委員を務める。評論、エッセイなど著書多数。平成17年4月15日没。

「2022年 『実作俳句入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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