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- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784651660547
感想・レビュー・書評
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「聖母たちの囁き」…愛という身勝手な妄執の犠牲になった子供たちの魂の救済がテーマのJUNEなんですが、その子供たちが大人になっても苦しんでいるというのが沁みます。
大人にもJuneは必要だよなと先生も執筆しながら思ったのかなぁと考えたり。
「夢鏡」…古い「家」に縛られ翻弄される子供たちの話に伝奇要素が絡み合ったいつもの榊原ミステリです。禍々しくも惹きつけられる舞台設定と小道具に心躍る安心クオリティ。
「十三日のバレンタイン」…ミステリの形をとっていますが、少女達のJUNEです。この本で一番好きな作品。
「月の振り子」…往年の作風を思わせる重厚な耽美小説。筆力があるから書けるんだよなと思わせる小説。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
BLというよりもジュネ・・・古典的耽美小説です。
この方の描かれる世界は,独特の美学があって非常に美しいです。 -
耽美系
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