ユメミザクラの木の下で: こそあどの森の物語4 (こそあどの森の物語 4)

著者 :
  • 理論社
4.21
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本棚登録 : 633
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652006146

感想・レビュー・書評

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  • とても不思議で、しんみりとした余韻ののこる、ラストが、美しい物語。

     すべての音が消えたようでした。
     かぞえきれないサクラの花が、かぞえきれない花びらになって、空中をうめつくして、うめつくして、散って、散って、散っていくところでした。

    • やきにくさん
      その作品を、見て、ではなく
      りまのさんの、感想の、文章の表現から
      直感的に出てしまった言葉でした
      止めれませんでした
      ごめんなさい
      こんなこ...
      その作品を、見て、ではなく
      りまのさんの、感想の、文章の表現から
      直感的に出てしまった言葉でした
      止めれませんでした
      ごめんなさい
      こんなこと ときどきあります…
      2021/03/10
    • りまのさん
      やきにくさん
      全然変ではないです。コメントありがたいです。
      美しいイメージです。
      私は、好きです。
      ついでながら、この本は、10歳の、ほっぺ...
      やきにくさん
      全然変ではないです。コメントありがたいです。
      美しいイメージです。
      私は、好きです。
      ついでながら、この本は、10歳の、ほっぺプニプニマンさんからの紹介していただきました。
      こそあどの森の物語、シリーズになっています。今回のは、④冊目です。
      2021/03/10
    • りまのさん
      やきにくさん
      自由に、(今回のように)コメント頂いて、良いのです。コメント、ありがとうございます (*^_^*)
      やきにくさん
      自由に、(今回のように)コメント頂いて、良いのです。コメント、ありがとうございます (*^_^*)
      2021/03/10
  • サクラ・桜・さくら
    夢見るサクラ
    幻想的で切なくて
    やはり サクラ
    イラストすごいです

    50年も昔
    校内で「美術科の先輩で出版してる人がいる」
    と聞き驚いた
    岡田淳さん
    彼は小学校の美術教師をリタイアした今も
    ずっとずっと優しいお話しを書き続けている
    そっと応援しています

    ≪ ねむくなる そんなおはなし 夢さくら ≫
     

  • 児童文学。シリーズ。
    遊び。桜。春。ピクニック。夢。言い伝え。友達。

    スキッパーが出会った子たちは昔のスミレさんたちだったのかな。
    ハッとして、少しさみしい。

  • 長男5才に読み聞かせ。こちらも続きが気になり、ついつい長く読んでしまう。長男は前半の最後で、この子供たちはこそあどの森の大人たちなんじゃないかとつぶやいていた。後半を読み終えると、よくわからなかったという感想。こういうことなんじゃないかと話しをしたら、わかったようなわからないような表情だけど一生懸命聞いている。スキッパーはどこにいたの?と、それが一番気になると言っていた。家で本を読みながら寝ちゃって、スキッパーも夢をみていたんじゃないかと自分の考えを話してくれた。正解を知りたがる長男に、物語には書かれていないから、自分が考えたことが正解でいいと思うこと、スキッパーも夢をみていたっていうのは、僕もそうだといいなと思ったことを伝えた。読み終わった本について話しをしたのははじめてだった。

  • みんなで遊ぶシーンが良かった。ぼくも川を渡ってみたい。

  • 不思議で、すこし切なくて
    しんみり読みました。

    誰もがみんな子どもだった。

  • ユメミザクラの木の下で 岡田淳 理論社
    こそあどの森の物語4

    童話というよりも大人の散文詩
    寂しくはかなく暗くそっと心に秘めておきたいような
    少し古いタイプの物語

    それにしても家族のように
    こんなに気を許し合える地域社会が現在の地球上に
    是非とも必要だと言うことでしょうか
    どうすればこの暴力的な恐怖社会を拭い捨てて
    本来の信頼関係を取り戻す勇気を磨き出せるだろうかと
    誰かが率先して命掛けで呼びかけ全員で取り組まなければ
    自然崩壊するのを呆然と立ち尽くして見ることになる

    もう少し希望を持てるフェードアウトがほしいです

  • こそあどの森シリーズ4作目。
    かくれんぼをしたことがないスキッパー。春になり散歩に出かけたところ、広場の木の下で知らない女の子をウサギと間違えて「みぃつけた」と言っちゃいました。現れたと思えばふとした瞬間に消えてしまう女の子。二度目に現れた時は他に男の子たちもいました。不思議な気持ちになったスキッパーは、これは夢なのかな?と思います。

    なんとも切ない気持ちになるお話でした。ネタバレになるので詳しくはかけませんが。スキッパーの哀しい切ない気持ち、心理描写が巧みすぎてこっちまで哀しくなって泣けました。ああ、すごくいいなぁー。
    大人にもぜひ読んでもらいたいと思うお話です。大人はしっかりとこのお話を理解できるので。もちろん小学生でも高学年くらいなら十分理解できるはず。ただ、大人目線の気持ちがはっきりと分かるのはやはりいい大人でないと、と思います。理解はできなくとも、心に何か残るお話です。
    一つ、面白かったのは、スキッパーの気持ちと大人達との温度差で、思わずクスリときましたね。こういう所も巧いな、と思います。

  • 子供の頃に図書室で借りてすごく良かったのを思い出し、また読んでみました。
    当時は大人にも子どもの時があったというのを頭ではわかっていても、実感はできていませんでした。なので、子ども時代の大人たちと遊ぶ、というこの話がすごく不思議で魔法のように思えたのです。
    だから、最後に魔法の力を使い切ったユメミザクラが散るシーンで鳥肌が立つほど感動しました。
    大人になった今は当時とはちがい、「あぁ、いい話だな」くらいの感想を抱くようになってしまいました。子どもの時に読めてよかったと改めて思いました。

  • 不思議なお話。
    大人になってから読み返すと、子どもの頃に戻ってワクワクすることをやってみたいなぁと思い返しました。
    スミレさんのような、子どもの頃にしかわからなかった不思議な感覚を忘れたくないと思いました。

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。神戸大学教育学部美術科在学中の1966年に「星泥棒」を自費出版。西宮市内で小学校教師をつとめながら1979年に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』(偕成社)を発表。1981年『放課後の時間割』で「日本児童文学者協会新人賞」を受賞。教壇に立ちながら1年に約1タイトルのペースで作品を発表。数々の賞を受賞する。「こそあどの森」シリーズ(理論社)は国際アンデルセン賞オナーリストとなる。アジア各国では翻訳本も出版されている。岡田淳作品で読書嫌いが治った、本好きになったという人は多い。

「2008年 『人類やりなおし装置』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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