怪盗クロネコ団あらわる (キッズパラダイス)

著者 : 岡田貴久子

• 理論社 (1995年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[如月久美子さんの感想 · 2015年10月4日]

　主人公のオサムさんに仕事を依頼に来るのが、本物のクロネコで、でも人間みたく立ってるし、喋ってるし、書類かばんも持ってる、というファンタジー。
　にもかかわらず、ジョーカー氏の猫の格好は着ぐるみ、ていう…(笑)
　最初、ジョーカー氏もホントの猫かと思ったんだけど。

　けど、児童書なんだけど、文章の書き方がすごい私好みでおもしろかったです。
　欲を言えば、このシリーズの紹介文章に、『オサムさんとクロネコ団のソーゼツなだましあい、ぬすみあい』てあったから、最後にもう一どんでん返しがあったらよかったのに。

　それと、イラストがちょっと怖い…。

[norabookさんの感想 · 2007年11月7日]

どちらかというと男の子向け。絵がちょっと怖くて、不思議なユーモアのあるお話。

著者プロフィール

静岡県に生まれ、兵庫、大阪で育つ。第七回毎日童話新人賞受賞。著書に「怪盗クロネコ団」シリーズ「宇宙スパイ　ウサギ大作戦」シリーズ（ともに理論社）『ワニがうたえば雨がふる』（あかね書房）など。ふじしまえみこ：1980年秋田県生まれ。2002年京都精華大学美術学部卒業。2006年イタリアボローニャ国際絵本原画展入選

「2013年 『ハサミの魔術師とホシノツカイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」