たったひとりの伝説 (理論社ライブラリー)

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著者 : 斉藤洋
制作 : 荒井 良二 
  • 理論社 (1995年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652011218

たったひとりの伝説 (理論社ライブラリー)の感想・レビュー・書評

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  • 小学校の図書館で出会ったのか最初。今読んでも面白い。不思議な世界だなぁ。

  • そうかこれは読み手自身に問いかける本なのだな、と合点しつつも、
    すっかり中年な私は、自分の事などさておき、
    「どんぐりのような者たち」の中でもとりわけ思慮深い「いつか銀色に輝く夢を見る者」に
    どうしても思いを巡らせてしまうのでした。
    彼(もしくは彼女)は、どうやって大地に辿り着き、そうなったのだろう。
    そうならざるを得なかったのか。
    それとも自ら望んだのか。

  • かつて太平洋戦争で南の島に行ったおじいちゃんのもとに、元米兵の子供から手帳が届く。
    米軍に没収されたその手帳には、おじいちゃんがその島で体験した不思議なできごとが書かれていた。
    今は大企業の会長となったおじいちゃんと、孫である主人公の少年はその島に行ってみる。

    異界の不思議な話と、現実の場面のバランスがいい。
    おじいちゃん(偉い人)の人柄や対人スキルとか、家族関係の微妙な感じとか。
    でもメインじゃないところには深くつっこまない。さらっと触れるだけ。

    おじいちゃん会長、おじさん(長男)社長、お父さん(二男)は重役予定を蹴って外国をふらふらする自称画家だけど、おじいちゃんが面倒をみてくれるから暮らしには困ってない。
    そんなご家庭のお坊ちゃんである主人公だけど、きちんと教育されているんだろうなと思う。勉学だけじゃなくて、思考の発達も言葉づかいも。育てるコストをケチられずに育った子だと思う。

    たとえば空港で会社の広告看板を見る。
    そのとき主人公は「おじいちゃんの会社」だと思う。「うちの会社」じゃない。
    金持ちめ!とはちょっと思うけど、わきまえているから嫌な感じがしない。
    この子の子供らしくなさ(あるいはフィクションにでてくる子供らしさ)は本物っぽくないけれど、これは「おじいちゃんの話」であってこの子はあくまで狂言回しだからこれでいいんだろうな。
    と思っていたら、しっかりこの子の話だった。自分以外の話は語れないから、語り手だけの「伝説」。

  • 読みやすい。

  • 2010.11.22 紹介
    2010.12.4 紹介

  • 「ブラッカブロッコ島シリーズ」「ルドルフとイッパイアッテナ」等数多くの児童文学を執筆している斉藤先生の作品。大のおすすめです。
    おじいちゃんの手帳に書いてあった不思議な世界に、紛れ込んでしまうぼく。そこにはどんぐりのような不思議なかたちをした生命がいて…
    「約束があると心に黄色いしみが見える」という表現など、斉藤ワールドに快くひたれる作品です。

  • 古本で購入

  • 小学校の時に読んだ本の中で特に印象に残っている本。
    当時の図書館連盟か何かの課題図書に選出されていた。

    「大地」という架空?の場所に出てくるどんぐりのような生き物のネーミングセンスが非常におもしろい。

    うろ覚えだが、「黄緑に留まる者」「銀色になる途上の者」みたいな感じ。

    もう一回読みたい。


    2009/3/14購入

  • どちらかというと、面白い話を書かれることが多い斉藤洋さんですが、
    この本はちょっと毛色が変わっています。
    小学生で読んだときは「不思議な話だなぁ」ぐらいしか思わなかったのですが、
    大人になって見返してみると、寒気がするような感覚に。
    人間の生きていくつらさとか、痛みを、怖いぐらい優しく語っている本だと思います。

  • 祖父が戦争中手帳に記した「大地」という名の不思議な空間。南洋、スルカ島の奥深くに眠るはてしない「夢みる大地」へ、50年後の今、訪れる少年の体験。様々な色・形のドングリにとり囲まれると私の体は宙に浮いた

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