やまんばあさんのむかしむかし

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 121
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652011560

作品紹介・あらすじ

山のみんながせがんだので、やまんばあさんは面白い昔話を語って聞かせたんだ。栗太郎といっしょに鬼退治に。むかし話のなかでもやっぱりパワフル。大人気296歳のスーパーおばあさん。

感想・レビュー・書評

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  • やまんばあさんのシリーズは、期待に違わず、やっぱりおもしろい。すごい力持ちで運動能力抜群のやまんばあさん。でも、中身は天然で常に前向き、人がいいので、人気がある。今回はやまんばあさんが語る「むかしばなし」。やまんばあさんのこれまでの長い人生(?)での経験を語るものだけど、どこかで聞いたことのある昔話が違った形で織り交ぜられていて、何度も笑ってしまった。

  • 強くて底無しの明るさだけではなくて、仲間のお腹も心も満たして行く。蟻やナメクジにひかりをあて、鬼や雪女も排除しない。『こういう幸せな気分のときは、狐も兎を食べちゃおうなんて思わないし、いたちもウズラにとびかかったりはしない』分断とゴルバチョフの英断とその後の西の失策を想う。

  • 「山のみんながせがんだので、やまんばあさんは面白い昔話を語って聞かせたんだ。栗太郎といっしょに鬼退治に。むかし話のなかでもやっぱりパワフル。大人気296歳のスーパーおばあさん。」

  •  今回はやまんばあさんが昔話をしてくれます。
     アリとナメクジとやまんばあさんを従えて鬼退治に行く栗太郎のお話とか、わらしべ長者と浦島太郎とさるかに合戦と…いろいろミックスされたお話とか。
     とにかく笑えた。
     やまんばあさん読むと元気になれるなー。

  • 有名な昔話もそこにやまんばあさんが加わると別の楽しいテイストに。
    やまんばあさんが語る昔話はどれも楽しいです。

  • 自分もわくわくしてしまうほど楽しい本でした。くり太郎とおにたいじにいく話では、オニの大しょうとすもうをとっていました。わたしはおにの方が勝つと思っていたけど、やまんばあさんが勝ったので、よっぽど強いやまんばあさんだなと思いました。物をとりかえっこする話では、かみなりのいる国まで行ってしまいます。わたしはもおにの国に一度は行ってみたいなと思いました。

  • ≪県立図書館≫

    やまんばあさんの昔話、とっても愉快だった。
    最後の狐のじいさんのお話は、子供たちは緊張して聞き入っていた。
    楽しい本だった。

  • 面白かったです。わらしべ長者のような2話目が好き。

  • 大好きな富安陽子さんの児童書なので、すぐ読めて元気がでます。

    296歳のやまんばさんが、栗太郎と鬼たいじに行く様子楽しいですよ。

    大島妙子さんのさし絵も、雰囲気にぴったりで、大好きです。

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著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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