- Amazon.co.jp ・本 (97ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652012086
作品紹介・あらすじ
ゆきおんなの末っ子で、ゆきをふらせるのがヘタな「ゆきんこ十二郎」。おにになってしまったおひめさまの「おにひめさま」。目のみえないむすめユキにつくす心やさしい「ベッカンコおに」。人間の心の美しさとかなしさを描く、さねとうあきらの創作民話。
感想・レビュー・書評
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ある時季が来ますと、きまって思い出される物語というものがあります。
私にとって、この「ゆきこんこん物語」に収録されています「べっかんこ鬼」というのは、そんな物語です。
昔、私がまだ小学生だった頃、節分が近づくと、担任の先生が毎年毎年「べっかんこ鬼」を朗読してくださいました。
さねとうあきらさんの語り口調の文体は、先生が口に出されますと、とても聴き心地良く、すっと入ってきたものでした。
また、当時の私が一体何に惹かれたのかはさだかではありませんが、「べっかんこ鬼」では、最後の場面、鬼のような形をした白い雲が空を漂っている場面…なんかは、とても印象的でした。
何と言えば良いのでしょうか、何とも言えぬ寂しげな雰囲気とでも言えるのでしょうか…
「べっかんこ鬼」がお目当てで、この本を購入しましたが、「ゆきんこ十二郎」も「おにひめさま」も、大変良かったです。 -
「ゆきおんなの末っ子で、ゆきをふらせるのがヘタな「ゆきんこ十二郎」。おにになってしまったおひめさまの「おにひめさま」。目のみえないむすめユキにつくす心やさしい「ベッカンコおに」。人間の心の美しさとかなしさを描く、さねとうあきらの創作民話。」
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2011年2月5日
「おこんじょうるり」は読んだことも、その人形映画も残念ながら観たことがありません...
「おこんじょうるり」は読んだことも、その人形映画も残念ながら観たことがありません…。
取り敢えず絵本を読んでみたいと思います。
人形映画ですか…観てみたいです…!
郷土玩具の張子人形のデザインが素朴で可愛い出来になっています。
ばあさま役の長岡輝子の暖かな声と、曽我マミによる浄瑠璃...
郷土玩具の張子人形のデザインが素朴で可愛い出来になっています。
ばあさま役の長岡輝子の暖かな声と、曽我マミによる浄瑠璃が深く印象に残っています。
ストーリーについてはネタバレになるので書きません。