盗賊会社

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 378
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652020920

作品紹介・あらすじ

私は盗賊株式会社の社員。社員は全部で百人だが一つの仕事でそれぞれ分担が決まっている。私の役目は…。表題作など18話のSF。

感想・レビュー・書評

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  • 何度読んでも飽きない。星新一さんのショートショート集。

    表題作の盗賊会社の他、
    名案
    ぼろ家の住人
    滞貨一掃
    あわれな星
    やっかいな装置
    装置の時代
    紙幣
    悲しむべきこと
    時の人
    黒い棒
    特許の品
    打ち出の小槌
    最高のぜいたく
    夕ぐれの行事
    助言
    幸運のベル
    帰郷
    を収録。

  • 「最高のぜいたく」
    ってなんだろう??とこの話読んでから考えてみてしまった。

    面白い。この勢いでこのシリーズ読んでしまうんだろうなー。

  • 1つ1つの話が短いので読みやすいです。この本のなかで、悲しむべきこと、という話が面白かったです。クリスマスの夜、サンタクロースがエヌ氏の家にやってきて、なんとピストルを片手に金を出せと要求してきました。でもサンタクロースはエヌ氏からお金をとることもなく、エヌ氏に感謝して家をあとに、、、。

  • ショート・ショート。
    皮肉な結末の作品が多く、流石に面白い。
    「ぼろ家の住人」「滞貨一掃」「助言」が好き。
    読んだことがある作品もあるかもだけど、覚えてない。

  • いろいろなお話があって、その中でも、サンタクロースなのに、今年はドロボウとしてお金をおどしてとるというお話がおすすめです。

  • ショートストーリーなので、よみやすい。

    どの話も、その後どうなったんだろうと考えてしまう。

    印象に残ったのは、借金取りの話。
    現金を用意した夫人と、借金取りがいて、本来返さなければならないが、夫人の子どもの病気でどうしてもこのお金が渡せない、借金取りもお金を貰わないと一家心中するしかないという状況。
    それを観察していた宇宙人が、なぜ紙を巡って口論しているかわからない。
    だったら紙を増やしてみようと、量産機でそっくりに複製してしまう。
    複製された同額の紙幣を夫人と、借金取りがそれぞれ持って帰る。
    宇宙人はその後さらに紙幣を作り帰りがけに空から地球にバラまこうとするところで話が終わる。

    その後どうなるのだろう。ブラック・ジャックのときも似た話があり宇宙人が紙幣を用立てるが複製のため、紙幣番号が同じで捕まる展開があった。そうなるのだろうか、それとも、インフレになりお金を持って帰った2人の金額では足りなくなってしまうのだろうか。

  • お気に入りは「ぼろ家の住人」、「打ち出の小槌
    」、「夕ぐれの行事」。

    短編で、星新一さんに匹敵する作家はいないんじゃないか。
    たった数ページの物語なのに、その世界にどっぷりとはまってしまう。最後には、ほっ・くすっ・しんみり・・・。
    ベタな展開のためにだらだらと続ける作家が多いなかで、彼は別格だ。
    ショートショート全巻を読破してしまう日がくると思うだけで、悲しい。

  • 星さんが亡くなった時はすごい泣きましたよ・・・

  • 面白くて呼んでいたら、弟も読んで面白がっていた。星新一の本は周りの人も巻き込む力があると思う。

  • やっぱおもしれーよ

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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