死体ばんざい (星新一YAセレクション 1)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 202
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652023815

作品紹介・あらすじ

都会から離れた夜の道路を走る1台の霊柩車。地方で急死した旅行者の遺体を都会へ届けるはずが…死体がない! いったいどこへ?

感想・レビュー・書評

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  • 様々な不思議な話が詰まった、短編集。その中でも、人々が死体を奪い合う話がよく人間のおかしさを表していた。

  • テンポよく進む物語、読み手に委ねられたその後の展開。YAセレクションだけあって、ややダークな結末も魅力の内。没頭するもよし、息抜きに読むのもよし。星新一センセイ、良作の数々ありがとうございます!

  • 星新一のショートショート(SS)何かオチがムズカしい
    よく分からんくて調べとる,,,最後の話(題名)、死体が欲しい人こんなにおるとか何事??

  • どうしてもハードカバー版の星新一ショートショートが読みたくて買ってしまいました。
    小学校のときに初めてであった時はこんなに軽いタッチで風刺を込められることに感動しました。

    死体ばんざいは各話のテーマが割と共通してるような感じがしました。

  • ショートショートって奴。星新一さんがオススメって聞いて読んでみた。ちゃんと考えないと解らない。分かったつもりで間違った解釈をしているかもしれない。面白い。このシリーズ全部読もうと思う。

  • 文庫本で既読済、かな。一部は覚えがあったが、一部は覚えがなかった。未読だった可能性もある。ショートショートは軽く読めるし、YAセレクションということもあって字がつまってないこともあり、読んだページ数稼ぎに最適(苦笑)。こないだ亡くなられた和田誠さんの絵も味があるよな。全11編。「なにかの縁」、いつのまにか立場が逆転している話。そのあとどうなるのかが気になる。「影絵」、あぁ、やっぱり本人も亡くなってしまうのね。タイトルとあっている、という感じ。

  • 自分の人生が、実は誰かに操作されていたとしたら……みたいな話がいくつもあってゾクッとした。全身に水をぶっかけられたような感覚。ブラックジョーク系の話連発。

  • ショートショート。SF。ファンタジー。
    キレのある結末というよりも、スッと終わる静かな結末の作品が多め。
    そのなかで表題作「死体ばんざい」が異彩を放つ。ミステリで、死体の処理に困る人物はよく見るが、この作品の発想は面白い。ユーモアミステリとして優れた出来栄え。星新一さんの描くミステリ作品という意味でも貴重なのでは?

  • やっぱり死体ばんざいが一番面白かった。

  • 2013.7.17市立図書館(子どもの夏の読書用)

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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