落ちこぼれ: 茨木のり子詩集 (詩と歩こう)

  • 理論社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652038413

感想・レビュー・書評

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  • 凄く良かったです。綺麗な言葉選びやハッとさせられる刺さる詞。戦時と言う時代背景に照らし合わせて読むと面白いです。特に心に響く詩の作品は自分の感受性くらいと言う作品でした。人が心豊かに生きるのも自分の心を枯らしてしまうのも自分次第なのかもしれない。しっかりしないとと感じさせられました。

  • わかりやすく時にドキッくる詩集
    ふだん詩集読まないけど、とっつきやすかった
    戦争を感じる部分もあるからこその、言葉の重みも感じた

    ええとは本当にその通りだと思う
    縹色って言葉は知ってたけど、縹色や納戸いろが想像と全然違う色でびっくり
    去年屋って面白い
    上の世代の、今私の年上であろう人の若者の無知の話は不思議な感じだ
    薬局へサユを買いにきた若い母親を見て、白湯もまた遠ざかりゆく日本語なのか……と今も普通に使われる言葉について触れられているのは面白い
    知命、時代おくれはドキッとした
    久しぶりに全然知らない言葉がたくさん出てきて楽しい
    廃屋たしかに、だから家事ってめんどくさいのか

  • おはなしの散歩道~9月~
    落ちこぼれ を紹介
    ”落ちこぼれ
      和菓子の名につけたいようなやさしさ”
    に惹かれた。
     読み進めると茨木のり子らしい毒が爽快に効いていて
    さらに気持に合ったのでこの詩に決定。
    ※図書館借用本※
    手元に置きたいから買おうかな・・・・

  • ・女の子のマーチ
    ・もっと強く
    ・色の名
    ・落ちこぼれ
    ・私のカメラ
    ・自分の感受性くらい

  • 茨木のり子の詩は、わかりやすく、読みやすく、自分たちに届きやすい。だけれども、凡庸ではなく、詩としての完成度が高い気がする。昔から知っていたが、自分の感受性くらい、は好きだ。

  • 茨木のり子の詩集を、
    何冊か読んだ。
    代表作が、
    当然だけれど、
    重複してきているので、
    作品集はこれで一応、〆。

  • なんでこんなに彼女の言葉は重いんだろ。とりあえず読んでほしい。2011/044

  • 内定が出たら買うと決めていた一冊第一弾。
    「落ちこぼれ 結果ではなく 落ちこぼれ 華々しい意志であれ」
    はたこうしろうさんの挿絵と、茨木のり子のしたたかな筆致がなんとも言えずいい。
    一生手元に置いていたい。

  • 元気をくれる わかりやすく心に響く 大好きな一冊

  • 何度読んだかわからない。
    最近は赴任する学校の本棚に入れたり。

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著者プロフィール

1926年、大阪生まれ。詩人、エッセイスト。1950年代より詩作を始め、53年に川崎洋とともに同人雑誌「櫂」を創刊。日本を代表する現代詩人として活躍。76年から韓国語を学び始め、韓国現代詩の紹介に尽力した。90年に本書『韓国現代詩選』を発表し、読売文学賞を受賞。2006年死去。著書として『対話』『見えない配達夫』『鎮魂歌』『倚りかからず』『歳月』などの詩集、『詩のこころを読む』『ハングルへの旅』などのエッセイ集がある。

「2022年 『韓国現代詩選〈新版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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