海のような大人になる: 覚和歌子詩集 (詩の風景)

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  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652038628

作品紹介・あらすじ

大人になる過程で誰もが感じるさまざまな想いを込めた、全43編の子ども向け最新詩集。

感想・レビュー・書評

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  • 児童合唱で聴いて、詩がとっても気になり、探したが、はじめは、合唱になっている楽譜の詩しかないのかとおもったが、やっと詩集にたどりつきました。

    さがしていたのは、『「素晴らしき人生」について』です。児童合唱組曲は、「リフレイン」といいます。

    「ー童声合唱とピアノのためのー リフレイン」
    覚和歌子 詩/信長貴富 作曲  音楽之友社
    1末来
    2 遠く
    3 こみちのきもち
    4 「素晴らしき人生」について
    5 リフレイン

    どの詩も、この詩集に収録されているものでした。
    詩集の中の詩、どれも素敵です。
    こんな風に、自由に表現できるのって本当に素晴らしい。自由に、の意味は、書いている人(登場人物)も様々というわけで、つまりは、思春期の子どもの気持になって表現しているのもあって、本当に素晴らしいとおもいました。
    ポニョの主題歌「海のおあかあさん」の元の詩「さかな」も知れて、深くわかったような気がしました。

  • 覚和歌子さんの詩集を読み漁っている。

  • 「海のような」その言葉を確かめに、海に行きたい。
    ずっと海のことばかり考えていて、波に洗われたら、ウロボロスみたいに、何か頭と尾っぽがつながるような気がする。
    融ける、かな。
    そういえば、円融って言葉もあった。
    全部、予感だけど。
    予感って、持ってると逃さない。来るんじゃなくて、いっぱいあって逃さないんだって最近感じる。

    確かに、女の人は海だなと思う。
    だから、海のような大人の女の人にたゆたっていられる大人になるって、そう思うことにする。

  • 3年か4年前に読んで、内容はよく覚えて無かったのだけど、何か思い出したので再読したら、ポニョも、ハウルもいて、ひこうき雲も飛んでいた。
    それから、潮の香りと、いつかの自分。
    海のような大人になるって、清廉潔白で、順風満帆な人生にあるのでは無く、鍵をかけてひとりになって、声をあげて泣いて、嘘を悔やみながら、迷いを数えて、やさしくなる大人だった。
    いい風が入って来ました。
    「ゼロになるからだ」を、読んでみよう。

  • 透明な詩、じんわりと切なくなるような詩がつまっています。

  • 価値観、感受性の部分が沿うなら、いいのだろう。

  • 詩、強化月間。覚さんなら『ゼロになるからだ』の方が好き。

  •  
     「崖の上のポニョ」がきっかけで出会いました。出会ってしまったのです。素晴らしい詩集です。

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著者プロフィール

作詞家・詩人・シンガーソングライター。早稲田大学卒業と同時に作詞家デビュー。以降、平原綾香、SMAP、ムーンライダーズ、沢田研二らに作品を提供して数百篇をCD 化。Nコン課題曲、校歌、合唱組曲など、ジャンルは幅広い。詩集『ゼロになるからだ』(徳間書店)、『はじまりはひとつのことば』(港の人)をはじめ、エッセイ、翻訳絵本、自唱CDなど著作多数。2001年映画「千と千尋の神隠し」主題歌「いつも何度でも」でレコード大賞金賞など。その他、自唱ライブ、朗読、映画監督/脚本、舞台演出、翻訳、米国ミドルベリー大学講師など、詩作を軸足に活動は多岐にわたる。

「2024年 『同声合唱とピアノのための 時とところを超えたなら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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