春の主役桜 (絵本〈気になる日本の木〉シリーズ)

  • 理論社
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本棚登録 : 120
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (54ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652040362

作品紹介・あらすじ

南から北まで、お気に入りの桜を見に行きませんか。お花見がもっと楽しくなる絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 春を感じるのは、やはり桜が咲いた頃だろうか…

    今日も桜を見るには良い日和で、あちらこちらでお花見をする人もいるだろうと思う。

    この絵本は古典の趣きを感じさせる絵で、落ち着いた感じで桜のことをゆるゆると伝えてくれる。
    なんとなく優雅な雰囲気になる…。


    春になり、桜が咲く様子だけではなく、花が落ちてるのは、ヒヨドリのしわざであること。
    春は南の方からやってきて、日本地図で「サクラ前線」の様子も描かれている。
    ソメイヨシノは、エドヒガシという桜とオオシマザクラという桜の雑種で、すべて「クローン」であること。
    サクラ前線の不思議などの理由もわかりやすく説明してある。
    奈良県吉野山に咲くヤマザクラ。
    北では、オオヤマザクラ。
    沖縄では、カンヒザクラ。
    岐阜県にある淡墨桜は、樹齢1500年。
    関東南部た山梨県、静岡県を中心にマメザクラ。
    シダレザクラは、エドヒガシの突然ですが変異から生まれた品種。

    桜のことを優しく教えてくれる一冊。





    桜の花を見に行きましょう。



  • なんとも表紙が上品で古典の本みたいな絵本。桜について絵も文も科学的に描かれている。ソメイヨシノの芽の休養には寒さが必要で、だから沖縄ではソメイヨシノがない。ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの掛け合わせだ。いろいろな種類の桜も紹介されている。

    • goya626さん
      なんてひださん
      ありがとうございます。えっと思って、ブクロクのホームページを見たら、なんとブロンズの賞をいただいていてびっくりです。やたら...
      なんてひださん
      ありがとうございます。えっと思って、ブクロクのホームページを見たら、なんとブロンズの賞をいただいていてびっくりです。やたら読んだ数が多いからでしょうね。まあ、暇なんです。
      2024/01/31
    • なんてひださん
      ふふふ。お返しコメントも面白いです。普段見ている(お返しありがとうございます。)名前を見つけてタギリました=嬉しいってこと
      ふふふ。お返しコメントも面白いです。普段見ている(お返しありがとうございます。)名前を見つけてタギリました=嬉しいってこと
      2024/01/31
    • goya626さん
      なんてひださん
      たちまちの御返送、ありがとうございます。拙い私のブクログを覗いていただいているようで、嬉しいですね。最近はライトノベルか絵...
      なんてひださん
      たちまちの御返送、ありがとうございます。拙い私のブクログを覗いていただいているようで、嬉しいですね。最近はライトノベルか絵本ばかりですがね。頭が退化しっちゃてるんです。
      2024/01/31
  • 絵が美しくてうっとりする。でも内容は科学的。そこが気にいった。

    「気になる日本の木」というシリーズ絵本らしい。全部読みたい。

    さて、まず無知にして知らなかったのが、ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種で、すべてクローンなのだとか。
    (ちなみにシダレザクラは、エドヒガンの突然変異種。)

    このソメイヨシノの桜前線。九州北部や四国で初めて咲く、ということすら知らなかったのだが、これはなるほど、休眠が破られるには寒さが必要だから。あたたかい地域だと逆に、休眠が破られるのが遅い。

    そして長年気になっていたこと。桜の枝にみのる実は「サクランボ」ではないのか問題。子どもの頃、サクランボだと信じて一時期食べていたが、まずくて食べられたものではなかった(笑)
    やっぱりな。
    食用のは、セイヨウミザクラという木になる実だった。

  • 6年生読み聞かせに行ったので持って行きました。
    わりと文字や情報が多く10分弱かかります。

    小学校最後の読み聞かせに何か良いのはないかと思いましたが選ぶのが難しかった…
    どなたかいい本教えてください<(_ _)>

    さて、こちらは桜の頃に新たな生活ということで選んでみました。
    桜の咲き方、桜の歴史、日本の桜の銘木の絵本です。絵は日本画のようで美しいです。
    よく見ると案内役の小天狗くんがいるのですが、教室だと見えづらいですね。

    高学年読み聞かせはあまり聞いていなかったり不要では?という声もありますが、
    もう人に本を読んでもらうことなんてないので、小学生のうちは自分が選ばないものを読んでもらうこともいいのではとは思います。

    • nejidonさん
      淳水堂さん、こんにちは(^^♪コメント欄ではお久しぶりです。
      ちょっとしたブクログ疲れをおこしまして、現在は非公開にしております。
      夏ご...
      淳水堂さん、こんにちは(^^♪コメント欄ではお久しぶりです。
      ちょっとしたブクログ疲れをおこしまして、現在は非公開にしております。
      夏ごろには公開設定に戻すかもしれませんが、今は何とも言えません。。。
      そんなわけで、見えないところからコメントしているみたいで、ごめんなさいね。

      ところで、このお話会の時間枠がよくわかりません。10分以内なのですか?
      6年生最後でしたら「長田弘さん」の「最初の質問」などはいかがでしょうか?
      季節はいつでもOKですが、私はよく高学年の最後に読みます。8分くらいです。
      あとは「ヤクーバとライオン(約5分)」と詩をふたつとか。
      詩集をいくつかおさえておくと、とても便利かと思います。
      2019/04/06
    • 淳水堂さん
      nejidonさん
      コメント下さいまして嬉しいです!!
      ブクログは趣味の記録ですから、ご自分のペースで良いとおもいます。
      私は、見てい...
      nejidonさん
      コメント下さいまして嬉しいです!!
      ブクログは趣味の記録ですから、ご自分のペースで良いとおもいます。
      私は、見ていてくださり、コメントいただき嬉しいです。

      さて、小学校読み聞かせは朝の20分程度です。
      今年の3月にはうちの娘が小学校卒業し、私がそのクラスの最後の読み聞かせに行きました。
      この時は、「桜」と「富士山に登る」を持って行きました。
      まだ次男が小学生なので、私も読み聞かせ続てゆきます。
      読み手さんも、高学年になると希望者が減るんですよね。「自分の子供が来るなと言う」みたいなこともあり。まあ私も長男には、四年生の頃から「来るな!」と言われたので…(苦笑)。
      高学年は反応が薄い時もあり、毎回持って行くものを悩みつつやっています。

      詩集は、他の方で読んでいる方もいますが、私は持って行ったことなかったです。まずはおすすめいただいた本を確認します。あとは教科書に載ってる詩人とかから始めてみようかなあ。。子供たちも分かりやすいだろうし。

      ヤクーバは自分では最初の本だけ読んだことありました。2冊続けても時間内で大丈夫そうですね。

      いつも読み聞かせ本に関してはコメント参考にさせていただきております。
      これからも無理ない範囲でお寄りくださいませ<(_ _)>
      2019/04/06
  • 桜の季節になると読みたくなる一冊。今年の桜が遅かったのは2月の暖冬のせいか知らんね?暖かすぎて、休眠打破できなくて。早川司寿乃さんの絵が美しい。

  • 子供用の絵本でもいろいろと学ぶことがあります。子供と一緒に学んでいきたいものです。桜一つでもいろいろ深いんですね。

    ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種。江戸時代に生まれた。葉が出る前に花が咲くところはエゾヒガシ似。華やかな大きな花はオオシマザクラ似。
    サクランボはセイヨウミザクラという木になる実。桜にとても近い種類。
    今ではお花見と言えばソメイヨシノだが、昔は花見といえばヤマザクラだった。ヤマザクラはヨメイヨシノより少し遅れて咲く。また花がさくのと同時に葉が出る。
    桜の名所、奈良の吉野山にはたくさんのヤマザクラがある。一斉に咲くヨメイヨシノと違い、ヤマザクラではいっせいには咲かない。
    エドヒガンは1000年を超える大木が各地にある。岐阜県の尾根谷にある「淡墨桜(うすずみざくら)」は樹齢1500年と言われている。
    シダレザクラはエドヒガンの突然変異から生まれた。

    花と葉、どちらが先に出るか、というのが1つの特徴になるんですね。

  • ゆのき ようこ 文
      早川 司寿乃  絵

      理論社 (2006/03)
        絵本〈気になる日本の木〉シリーズ

    花便りがきこえてきました

    日本の春はなんといってもこれ!ですよね

    理科の教科書のように分かりやすくていねいな説明
    なるほど 著者は理学部生物学科卒だそうです

    それと対照的な絵
    色鉛筆で描かれたファンタジックな絵
    案内役は若い(多分)天狗さん
    遊び心があちこちに
    みていて楽しくなります

    今年の桜は静かにながめましょう

    ≪ 祈り込め 桜前線 北 目指す ≫

  • 絵がとてもきれいです。
    知識絵本とか科学絵本とか呼ばれるタイプの絵本です。
    けっこう長いです。50ページくらいあります。ちょっとした読み物です。

    桜の品種や、地域柄なども説明があり、とてもわかりやすいです。
    お花見の前後に読むと、より一層たのしめるかと思います。

  • 絵がとっても綺麗。ずっと見ていたい気持ちになりました。癒やされます。芝犬の絵も、グッド!

  • 絵が美しいので理科絵本より観賞用ってかんじ

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