ルリユールおじさん

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 1159
感想 : 222
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652040508

感想・レビュー・書評

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  • グレイのお話で大好きだったいせひでこさんが、大好きなルリユールを題材に描いた、さいこうな絵本。

  • 母への本を探していて、ヒットしたので読んでみる。

    大好きだった木の本が壊れてしまい、ルリユールおじさんになおしてもらう話。
    パリの色合いか、絵も綺麗で、本と木が好きな私にはじんわりいいなと思う。母より父へのプレゼント向けだなぁ。

  • ルリユールとは、フランスで製本を専門におこなう職業のことです。いかなる時代がおとずれようとも本のなくなることはないと願いをこめて、しっとり読んでいただきたい本です。読み聞かせになれている方は、ぜひチャレンジしてみてください。

  • ルリユールという仕事を通じて、時の流れや受け継がれるものに想いが巡る。
    絵もすてき。

  • パリには、こんな職人さん達が、今でもいるの…

  • 本が好きな子に読んでほしい。
    本が好きな大人にも読んでほしい。

  • 『最初の質問』が良かったので、なんとなくいせさんの本が気になっている。
    図書館に複本があったので、借りた。

    ソフィーの大切な植物図鑑が、ばらばらになってしまった。
    ソフィーは、「ルリユールおじさん」にその図鑑を製本し直してもらう。

    YA以上向けの絵本である気がする。
    ルリユールという産業があるんだ……自分の修理が雑なことを実感……。
    代金はどうするの?なんて野暮な疑問がわいてしまった。
    おはなし自体は、大人の琴線に触れるよう。
    ソフィーとルリユールおじさんの会話がかみあっていないのも、おじさんの無骨さの表現なのかな。
    ほんとうに自分だけの一冊を手に入れること、なんて幸せなんだろう。
    最期、泣きそうになってしまった。

  • 本の装丁には60もの工程があり、フランスには、本作り職人=ルリエールという職業があるそうです。出版業と製本業の兼業がフランスでは長い間禁止されていたそうで、それで発達した職業なんですって。
    これはまさにそんな「ルリエール」を生業とするおじいさんと大切な植物図鑑がボロボロになってしまった女の子の
    邂逅を描いたお話です。

  • こわれた図鑑を直してもらいに、ルリユールのところに行く少女と、本を直す仕事をしているルリユールおじさんの話。絵本で、しかも課題図書だから読んだんだけど、物語の終わり方が良くて、本を閉じたあと、安心感や満足感に包まれて穏やかな気持ちになれた。

  • 大好きな絵本。
    素晴らしい絵と素敵なおはなしです。
    本だけに限らず、「もの」って本来
    こんなふうに大切にすべきものだって改めて思いました。

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著者プロフィール

[著者紹介]いせひでこ(伊勢英子)
画家、絵本作家。1949年生まれ。13歳まで北海道で育つ。東京藝術大学卒業。創作童話『マキちゃんのえにっき』で野間児童文芸新人賞を受賞。絵本の代表作に『ルリユールおじさん』『1000の風 1000のチェロ』『絵描き』『大きな木のような人』『あの路』『木のあかちゃんズ』『最初の質問』『チェロの木』『幼い子は微笑む』『ねえ、しってる?』『けんちゃんのもみの木』『たぬき』など、単行本・エッセイに『旅する絵描き』『七つめの絵の具』『わたしの木、こころの木』『こぶしのなかの宇宙』『猫だもの』『見えない蝶をさがして』『風のことば 空のことば』など多数。


「2022年 『愛蔵版 グレイがまってるから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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