ぼくは王さま (フォア文庫 A)

著者 :
  • 理論社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652070116

感想・レビュー・書評

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  • こういうわけわかんない話、好き。

  • 小学校の1年生か2年生の時に図書室で出会った、王さま。
    すごくすごくおもしろくて、夢中になって読んでたことを
    大人になっても鮮明に覚えてる大好きなシリーズの1つです。

    たまごやきが大好きで、ワガママで、ウソつきで
    でも素直だったり、まっすぐでかわいかったり
    ほんとに小学生そのままな王さま[*Ü*]

    キレイなしゃぼん玉を見ては、消えないシャボン玉を作って
    ネックレスを作ったり、大きな大きな卵焼きを作ろうとしたり、
    コドモの頃に憧れることがいっぱい詰まってて
    王さまとコドモの距離はとても近くて魅力的です。

    自分のコドモにも大切に受け継いで楽しい王さまの世界を
    体験させてあげたいです[^-^]

  • 僕は王様は面白かったからシリーズがいっぱいあるって聞いて嬉しくなった。

  • 寺村輝夫先生、大好きすぎる。

  • 再読。
    何十年も前、小学校低学年の時に買ってもらった本。整理してたら出てきたので読んでみた。

    王さま暴君じゃんとか思ったけど、意外に優しかったり。根底がピュアなのね。

    『ウソとホントの宝石ばこ』はすごくブラック。

    「……というところからお話を始めます」とか「……というところでそろそろこのお話は終わりに近づきました」という語り口調がなんかおもしろい。
    (150901)

  •  寺村輝夫さんの「ぼくは王さま」シリーズの1冊目。
    「ぼくは王さま」シリーズは、私が子どもの頃に既に存在していたようですが、なぜか今まで読む機会はありませんでした。
     多分、小学校の図書室に入ってなかったのでしょう。


     巻末に上野瞭(児童文学者)という方の、
    「卵の王様について」
    という小論文が、解説として収められています。

      
    「寺村さんは、そうした風潮の中にあって、じつにまじめに「でたらめ」な物語の効用を考えた人である。最近になって「でたらめ」は「ナンセンス」などというしゃれた言葉で市民権を獲得したが、寺村さんはその出発点を切りひらいた人である。王さまと卵料理に万才!」

     
     私も何十年も生きてきて考え方・発想が教条主義的で硬直化してきていたのですね。
     もっと「でたらめ」「ナンセンス」を楽しむ姿勢が必要です。
     とりあえず、男の料理を作り出すことから始めることでしょうか?

      
     しかし、なぜ私が最初にこの物語を読んで違和感を感じたのかというと、最近、現実の政治が「でたらめ」「ナンセンス」化していて、それに憤慨することが多く、そのことを思い出したからなのです。


     社会がしっかりしているからこそ「でたらめ」「ナンセンス」を楽しむ余裕が生まれてくるのではないでしょうか。
     今後の日本は「でたらめ」「ナンセンス」な作品やお笑いを楽しめる社会ではなくなっていくのではないでしょうか。
     そして、ある日突然、身に覚えなく逮捕されて抹殺されるというシュールで不条理な社会になっていくのでは……。
      http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20140614/p1

  • すごいなと思ったところが、「王さまは、きになることをすぐやる」ということが、すごいなと思いました。

  • 文庫版は初めて読む。
    「ぞうのたまごやき」は絵本で読んだことあったので、最初は絵が少なくて文字ばかりだと詰まらないと思ったけれど、どんどん話に引き込まれていった。

    小さい子が読んでも面白いのだろうけれど、大人が読むと風刺が効いていて面白いと感じる。
    子どもっぽい振る舞いをする王さまが仕出かすことだからこそ、逆に物事の良し悪しが浮き彫りになる。
    地の文、作者の語り掛けも面白く感じる要素なのだろう。

    4話目の「サーカスにはいった王さま」の冒頭でたまご料理がずらずら並べられている文章では読んでそうぞうするだけで、たまごはもういいわ、と思えて来た。

  • 王さまシリーズ大好きでした。
    たまごやきが大好きな王さま。
    大臣、コック、博士も魅力的。

    私が本好きになったきっかけの本で、何度も読み返していました。
    今も家に置いてあります。
    久々に読み返そうかな。

  • うちの4歳男児に読み聞かせてみたところ、とっても気に入ってくれました。
    王さまがこんなに人間味あふれてていいんでしょうか!?ウソをついたり、お城を逃げ出したり。
    タララッタ、テレレッテ・・・のような楽しい擬音も、お気に入りです。

著者プロフィール

1928年東京生まれ。戦後、早稲田大学に入学、早大童話会に入り坪田譲治氏の元で童話を書き始める。1956年以後王さまを主人公とした作品をライフワークとして書き続け人気を博す。作家の他、児童図書の編集、大学での児童文学や幼児教育の指導、地域の図書館創設や文庫活動、毎年のアフリカ旅行等、活動は多岐にわたった。2006年没。

「2022年 『ぼくは王さまおしごとコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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