- Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652070765
感想・レビュー・書評
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2.3年。できそこないのよわむしおばけのタールコールのたんじょうび、目覚まし時計、雨降り、うらめし山のお話、4編が楽しめる。できそこないって言われるキャラクターがでてくるのは、現代のお話にはあまりないかも。昔はそういう設定を楽しんだり、突拍子のないお話の展開に笑ったりした感覚が普通だったように思う。おばけのホーリーも子どもに見せてあげたい。
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■き030
#よわむしおばけのたんじょうび
#1階本棚
#小学校低学年から中学年
■出版社からの内容紹介
ぼくはおばけのコールタール。みんなが、ぼくのこと、できそこないのよわむしって、ばかにするんだ。人間をおどかしにいっても、ちっともこわがってくれない。ある日、リーンと電話がなって、突然「おたんじょうび、おめでとう」とんでもないまちがい電話なんだけど、ぼくは自分のたんじょうびをさがしに飛びだした。けれど,日ざしが強いので,ぐにゃぐにゃに……。小学校低・中学年向き。
#162ページ
#寄付本 -
癒し。時々こうして児童書を読むと心が洗われた気になる。
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よわむしおばけのたんじょうび (フォア文庫)
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「コールタールのたんじょうび」、「コールタールとめざまし時計」、「コールタールと雨ふり」、「うらめし山は、だれのもの」の4編。
「コールタールのたんじょうび」
自分の誕生日を知りたくなったコールタールは誕生日を探しに行く。
もうたくさん生きたから誕生日をあげる、というおばあさんと出会う。
鳥には2回誕生日がある。
たまごが生まれた日と、たまごの殻から出た日。
「コールタールとめざまし時計」
寝ている間に何かしてしまうのではないか、と心配で寝られない人間と出会う。
起きている間のことも忘れてしまうのに、寝ている間のことなんて覚えていられないとコールタールは気づくのだった。
「コールタールと雨ふり」
なくならない雨粒、宝石を探して人間の町へ。
間違えてダイヤモンドのイヤリングを飲み込んでしまい、危うく手術で輪切りにされそうになる。
「うらめし山は、だれのもの」
うやめし山を開発に来た社長が、コールタールを見ておばけを捕まえて金儲けをしようと企む。
おばけを捕まえる機械、スイトールに魔法使いが細工をして人間のもとへ返す。
社長の姿が消え、工事現場の監督の姿も消えて、工事はストップし、うらめし山はまた静かになる。
鳥には2回誕生日があるとか、発想が面白い。
小さな描写もよく出来ていて、こういう文章を書けるようになりたい。
発想が羨ましい~。
一番最後の話は終わり方が怖い。
社長たちが「吸い込まれた」という表現はないのに、どうなったかが想像出来る…。
社長たちはどうなってしまったのか…考えると恐ろしい。 -
おばけのホーリー
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