ショート・トリップ

著者 :
  • 理論社
3.40
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本棚登録 : 904
感想 : 124
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  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652071861

感想・レビュー・書評

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  • とても短くて読みやすい作品だった。ただ短すぎて心に残った作品があまりなかった...サクッと読めるところがこの本のいいところです。

  • 白い背景に黒のシンプルなイラストのカバーを捲ると
    なんと濃紺のビロード貼りに、金の箔押しのイラストがあしらわれた
    今どきなかなかお目にかかれないような豪華な表紙が現れて。。。

    毎日中学生新聞に連載していた1年間、
    1通も読者からの手紙が届かず、心が折れそうになった森さんを
    励まし支え続けた編集さんの、この作品への愛情がひしひしと感じられて
    ほろりとしてしまうような装幀です。

    空想の翼を大きく広げて描かれた、たった3ページの小さなお話が40作、
    かわいらしいイラストと一緒に並んでいるのですが

    たぶん、「カラフル」などで、思春期の少年少女の気持ちに寄り添った
    みずみずしい描写に惹かれてファンになった中学生たちは
    あっという間に終わるお話に、突き放された感じがしてしまい、

    この作品の諧謔性をニヤっと笑いながら受け止められるような
    ちょっと大人びた中学生は、「中学生新聞」ではなく
    もう普通に一般の新聞を読んでいて

    親の勧めで「中学生新聞」を読んでいる子どもたちは
    このセンスにまだついていけなかった。。。

    というような事情が、お手紙ゼロの背景にはあったのでは?
    と、勝手に想像したりして。

    私の硬くなった頭ではついていけないお話もありましたが、
    「脱サラの二人」・「おのおのの苦情」・「ファンタジア」
    「バン爺の旅行鞄」・「注文のいらないレストラン」の5作には
    さすが森さん!と唸らされました。

  • ワロタwいや素晴らしい短編集です(´・Д・)」
    星新一さんを読みたくて、流れで手にした一冊ですがクソ素晴らしい♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪

    ●王様と亀と鈴木くん
    ●バン爺のカバン
    〜が、特にオススメヾ(@⌒ー⌒@)ノ

    素敵な一冊に出会いました〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆



    〜〜〜〜〜

    知らなかったけど・・
    ●カラフルや●風に舞うビニールシートの方なのねΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

  • 3ページくらいの短編が40ほど。
    プッっと、笑える話や、不思議な話など、旅に関するショートストーリー。
    ライトで読みやすいです。

    個人的には王様とカメと鈴木くんが、わけわからなくて好き。

  • 2013年4月27日
    めっちゃおもしろいショートショート集。

  • 「たぶんこういう内容だろう」と期待していた内容とは異質の物だったのが残念。
    だけどそれを考慮しなければ、ユーモアショートショートしては一定水準をクリアしている良作だと思う。
    ユーモアを売りにしている作品って、中には痛々しいほど面白くないのがあるからね。それらに比べれば、なんか偉そうな物言いだけど、きらりと光るセンスが感じられた。

  • その名の通り、ここではない異世界へ、私達をショートトリップさせてくれます。
    1話が3ページ程のお話が集まっているわけですが、それぞれ完成度が高く、その短さにして不思議さ、おかしさ、奇想天外さ、シュールさ、あたたかさ・・・いろんな要素がつめこまれています。中学生新聞で連載されていたとありますが、たまにブラックユーモア的なものを感じるあたり、大人向きでもあるとも言えますね。

    なにせヘンテコなので好き嫌いは分かれるかもしれませんが、私はアリです。これはこれでとっても面白い。
    まさに本のおもちゃ箱!

  • 害はないけどチクリとくる。おもしろかった。だけどこれが森絵都なのだろうか。

  • 1つの話が短くて読みやすい。楽しかった。

  • 星新一を彷彿とさせるちょっとニヤッとさせられるショートショート集でした

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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