うめぼしリモコン

著者 :
  • 理論社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (105ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652077023

作品紹介・あらすじ

まど・みちお、詩人、91歳。まどじいちゃんのこころのなかにやんちゃな子どもがすんでいる。やさしい少年もいる。まどさんの詩を読んで一緒に時間を超えよう。感覚の不思議に思いをめぐらす表題作のほか、老年をユーモラスに描く詩、丸についての連作などまど・みちおさんの「いま」をどうぞ。

感想・レビュー・書評

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  • 「まど・みちお、詩人、91歳。まどじいちゃんのこころのなかにやんちゃな子どもがすんでいる。やさしい少年もいる。まどさんの詩を読んで一緒に時間を超えよう。感覚の不思議に思いをめぐらす表題作のほか、老年をユーモラスに描く詩、丸についての連作などまど・みちおさんの「いま」をどうぞ。」

  • ふむ

  • 私が一番気に入った詩

    シカ

    いざとなればただにげるだけの
    よわいいきものだがとおいむかし
    いさましくうみからりくにあがった
    あのタツノオトシゴのしそんか?
    とがんがえてもおかしくないくらいに
    からだじゅうホネばっておいでで
    ホネのあるかたではある
    げんにあたまのてっぺんにも
    ホネそのものをかざしてらっしゃるが
    いったいあれはなになのか いのちがけで
    にげるにはたいへんなおにもつだろうに
    いやあれこそシカのオスにとって
    メスをわがものとするための
    いのりよりだいじなかざりであり
    いげんでありぶきでもあるのだ
    で よわいオスのいっぴきであるわたしは
    シカくんがんばれ!
    とおうえんせずにはいられないのだ

  • まどさんは、絶対に天国に行くだろう。
    そしてその道中も、ついてからも、たくさんの発見をして詩をつくるんだろうなあ。

  • 人間臭さに満ちた詩がつまった詩集

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著者プロフィール

詩人。1909~2014年。はじめての詩集『てんぷらぴりぴり』出版で第6回野間児童文芸賞。1976年『まど・みちお詩集』(全6巻・理論社で第23回サンケイ児童出版文化賞。同年、川崎市文化賞を受賞。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」などの童謡詩で広く知られ親しまれている。


「2017年 『女声合唱組曲 ねこに こばん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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