- Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652077047
作品紹介・あらすじ
たとえば、五歳のころの夕焼け。それは大人になった私をどこかで支え、励ましてくれる風景の記憶。
感想・レビュー・書評
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「こどものじかん」というのは…。
「のはらうた」の工藤直子さんの詩とエッセイが詰まった児童書ですが、大人にも是非よんでもらいたい素敵な内容です。
たとえば、『五歳のころの夕焼け。それは大人になった私をどこかで支え、励ましてくれる風景の記憶』と工藤さんは言っています。時間に追われる現代の子供たち、その親の時代にはこのような風景とたくさん出会えていましたよね。子供時代の体験や時間がどんなに大切なものか、工藤さんの詩を読んで思い出しました。一生読み続けたい本です。(4.5)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あめふり、なんか胸がきゅーってなった。
子供の頃のあの独特の感覚を詩で表現できるのすごい -
こどもの目線。こどもの感覚。確かに昔自分も過ごしていた時間。覚えていなくても心に蓄積されている何気なくもかけがえのない日々のこと。工藤直子さんの詩と息子の松本大洋さんの絵がそういう不確かなものの存在を確かに浮き上がらせてくれる。我が子もこんな時間をちゃんと過ごしているのだろうか。慌ただしくすること、急かすこと、段取り、優先順位etc...少し忘れることにします。
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「「こどものじかん」というのは/「人間」のじかんを/はるかに 超えて ひろがっているようにおもう/生まれるまえからあって/死んだあとまで/つづいているようにおもう」
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先輩からいただいた詩集。
前書きと、あとがきにとても惹かれる。
中の詩は、どれも、共感するものばかり。
そして、2人は親子なのですね…!
どきんとしたのは、にんぎょうと、「おなかのあついかたまり」という表現。
どきんとしながら、懐かしかった。
子どもの頃に見た空は、どんなだっただろうか。
あとがきにあるように、子どもの頃の記憶は、私をどこかで支え、励ましてくれているようだと、その通りだろうなと思うのでした。
あの頃の自分も、自分なんだなあ。 -
工藤直子の詩集と聞いて期待したような内容ではなかった。自分はもっと「てつがくのライオン」みたいな感じを予期していたらしい。自分の子供時代の感覚にはそれほど合致しなかったが、たまに「なるほど……そういえば……」となる。トンネルの話とかね。
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≪県立図書館≫
こどもの視線や感覚が表現されているけれど
ちょっと個性的な感覚も、中には混ざっているように感じた。
「とんねる」とか、好き。
昔トンネルを作った時の感覚を思い出した。
ずっと忘れていたけれど、楽しかったなぁ。 -
250203
忘れずにいたいこと、忘れられないこと。 -
工藤直子さんの素敵な詩と松本大洋さんの素敵なイラスト。
懐の深い、優しい作品です。
こんな人になりたい。
自由で優しくて切ない。 -
漫画家、松本大洋さんとの
コラボ作品です。
どちらも尊敬しているので
宝物の本です。