さびしさの授業 (よりみちパン!セ)

  • 187人登録
  • 3.40評価
    • (11)
    • (25)
    • (50)
    • (7)
    • (1)
  • 38レビュー
著者 : 伏見憲明
  • 理論社 (2005年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652078044

さびしさの授業 (よりみちパン!セ)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 「傷ついたと自覚している人間ほど、かえって、他人の苦しみに鈍感になっているところがあるのです。自分だけが世界から虐げられていると、みずから世界に心を閉ざしがちになるからです。」
    「人は、奪われたものを取り戻すのに必死になることで、「生」そのものを実感することができるのです。ここにも、世界に自分の居場所を作ろうとするからこそ日々を充実させることができる、という逆説が示されています。」

    熱にうんうん魘されているときに後半読んだものだから、なんだか物凄く心にどーーんと来たのだ。
    さびしい、、ってどうしても感じるよね。
    その寂しい気持ちが許されたような気がした。

    【6/30読了・初読・市立図書館】

  • 中学生向けの自己啓発書を探していたのでとても良い本だと思いました。思春期で色々悩みながら読んでみる1冊に加えて欲しいです。

  • 生きるうえでどう自分をとらえるのかってむずかしいとしみじみ思いました。

  • 私とは何なのか、私は何のために生きているのか、私は生きているかにがあるのか。ふとしたときに考えてしまう、そして孤独感に襲われる。そう言ったときに、安易に「自分探し」に解決を求めるのではなく、この世界に自分が役に立つ場所を見つけること、今は報われなくてもいつか理解される日を待つこと、どうしても譲れないものは守り通すこと、同じ悩みを抱える仲間を見つけること、そして日常は当たり前でなくその奇跡を感じることを説く。
    実体験や映画の解読を補助線に、わかりやすく説明をしている。いつか報われるから今は耐えろ、だとかの精神論でなく、また、人生なんてそんなもんさ、という諦めでもなく、これが俺の人生よとニヒリズムに陥るのでもなく。

  • 子どもへ向けて書かれた本。
    けれども、
    私たち大人の生きるヒントにもなり得るのではないでしょうか。

    『きみはこの世界なしには生きられないが、
    世界は、きみがいようがいまいが
    関係なく存在し続ける』

    そんな言葉で始まる伏見さんの文章。

    どこにも居場所がなくても、
    世界が自分を受け入れてくれなくても、
    それでもみんな、生きていく。
    世界にとっては別にどうってことない私たちが、
    どうにか世界とつながっていくということ。

  • 時々伊藤悟と伏見憲明の区別がつかなくなる。ひょっこりひょうたん島に詳しいのが前者でクイア・ジャパン編集で文藝賞とったのが後者でいいんだっけ? 
    以前「イヨマンテの夜」をカラオケレパートリーに入れようとして(あんた幾つよ、というツッコミはなしね)伊藤久夫についてウィキで見たら「息子は伊藤悟」と書いてあって腰を抜かした。今は削除されてるので同名異人だったのかな?
    本作はゲイやセクシャルマイノリティの権利についてがどうこうの本でなく(お二人の共通点はカミングアウトしてること。すたこん企画には色々言いたいことあるんだが略)、タイトル通り「いじめ」とか学生がクラスで孤立してしまうことについて価値観の見直しを諭すような、大人が読んでもしみる、学生時代に読んだら刺さりそうな本。

  • 「変わってる」と呼ばれた経験のある若者に、世界に関わるためのヒントを与えてくれる本。

    自分も小さい頃から変わってると言われた方なので、この本の言葉はありがたいです。
    著者の経験やよく知られた映画や本を題材に、様々な世界への関わりかたをやさしく示してくれ、面白くすっと読むことができました。

    若い人向けに書かれていますが、このテーマにおいて実際につらい目にあうのは社会に出た後と思われ、もっと年齢層の高い、二十歳前半くらいにとって必要な本なんじゃないかなと思いました。

  • 何となくタイトルに惹かれて。
    うーん。。。
    作者の言いたいことも分かるし、とても良いことを言っているというのも分かる。
    だけどその考えの裏付けとなる根拠とか例の内容が弱いというか何というか…まぁ、本来これは中学生向けの本らしいからしょうがないのかな。

  • んんん

  • ・人は、誰かに自分をわかってもらうということを通じてしか、自分というものを肯定することができない存在です。他人を映し鏡にして自分に納得することでしか、心の平安を得られないでしょう。
    ・きみがほかの誰かであってもたいした問題ではない、としたらそんなさびしい世界はない。だからこそ、人は誰かに愛される自分であろうとするし、誰かを大切にしようとする。
    ・ぼくはあの傷心を精一杯、受けとめようとしてきたからこそ、今、ほかの誰かの中にあるかもしれないさびしさを想像することができる。

全38件中 1 - 10件を表示

伏見憲明の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
梶井 基次郎
湊 かなえ
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印

さびしさの授業 (よりみちパン!セ)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

さびしさの授業 (よりみちパン!セ)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

さびしさの授業 (よりみちパン!セ)の単行本(ソフトカバー)

ツイートする