気分はもう、裁判長 (よりみちパン!セ 15)

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  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652078150

感想・レビュー・書評

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  • 裁判の傍聴が趣味という友人の友人がいて、いつか行ってみたいと思っていたところ図書館で見つけた。裁判員裁判制度が始まる頃の出版本ではあるが、まるで傍聴ツアーをしているような内容で、易しい文章なので読みやすい。
    コラムでの裁判豆知識が役立つ。刑事事件では、冒頭手続、証拠調べ手続、弁論手続があるという。裁判所の運営も裁判官の給料も国民の税金。有期刑の上限懲役20年、2つ以上の罪や再犯の場合は上限30年、無期懲役は最低でも通常20年以上あるいは30年以上の懲役。ある程度の刑期を終えれば釈放される可能性あり。
    傍聴券をもらう方法は、パソコン抽選、先着順、くじ引き方式の3通り。
    「傍聴をすることは、人間を観察することだ。」「裁判にかかわる人たちは、事件に関係した人すべてが納得できるような判決を目指し、知恵を絞り、それぞれの立場で異なる事情から生まれてくる事件と向かい合う。」傍聴のマナーも少し触れていて考えさせられる。
    親切にも全国地方裁判所一覧が巻末にある。

  • よりみちパンセのシリーズだから、子供向けの分かり易い本。内容はこの前の対談とほぼ同じ。傍聴は楽しいよ、という。まぁ楽しいというか、いろいろ考えさせられるということだろう。しかしこのシリーズはことごとく振り仮名がふられてて、何歳を想定して作ってんだろう。小学校中学年かよ。

  • 子供向けと知らず

  • (2013-04-20)

  • 2012.4月下旬 市立図書館

    わかりやすい。
    傍聴席なら裁判もおもしろいと思うけど・・・。

    もし裁判員になっちゃったらかなり重圧だな・・・。興味はあるけども。

  • 身近で小さないざこざから、窃盗・サギ・殺人にいたるまでー。法廷を覗けば、どんな事件にも人間ならではの底知れぬドラマがある。「裁判なんて、カンケーないよ」というきみを、スリリングでエキサイティングな傍聴の世界へご招待しよう。中学生以上。(「BOOK」データベースより)

  • 裁判の傍聴を通じて、人と人とのあり方や犯罪、はたまた裁判員制度を語る。子供向けあってわかりやすい。

  • 具体的に裁判の様子が描写されていてわかりやすかったです。
    けれども、1番知りたかった、被疑者が起訴されて被告人となり、
    判決が出るまでの間どういう状況でいるのかが省略されていて
    ちょっと残念。

    裁判は、犯人を刑務所に入れて社会から切り離す為ではなく、
    ルール(法律)を破った人に罰を与えた上で、再び社会へ戻って
    これるように導くことが目的なのだということ。

    なぜ、再犯は起こるのか?
    それには社会にも責任があるということ。

    どうでもいいけど、挿絵の漫画が恐い…。

  • 初心者裁判傍聴ガイドというかんじ。バーストの絵描いてた人が挿絵かいてるとか、ほんまよりみちパンセはやってくれるなーというかんじ。これを中学校の図書館に!

  • よりみちパン!セ、4冊目!

    やー
    裁判所行こう行こうと思って
    結局行ってないなー
    今年は絶対行きます!

    詐欺の裁判が一番染みたかなあ。
    人生ってドラマだね。

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著者プロフィール

本名、伊藤秀樹。1958年、福岡市生まれ。
小学生の頃は父の仕事の都合で九州各地を転々。東京都立日野高校、法政大学卒。 個人事務所(株)ランブリン代表。NPO法人西荻コム理事長。西荻ブックマークスタッフ。季刊ノンフィクション雑誌「レポ」編集・発行人。

「2011年 『【電子書籍版】昭和が終わる頃、僕たちはライターになった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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