ひとはみな、ハダカになる。 (よりみちパン!セ 29)

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  • 理論社 (2007年10月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652078297

ひとはみな、ハダカになる。 (よりみちパン!セ 29)の感想・レビュー・書評

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  • 梨木さんが著書の中で批判してた本。
    この本のせいで元の理論社がつぶれたとか。。
    最初は別にありなんじゃない?と読み始めたけど、すぐにうんざり。
    どうして、同じことを男がやると英雄になるの?
    会社を追い出された男が男優で頑張ると偉いって何で?
    あなたのフツーって何?
    イライラが溜まる本だった。
    イラストが露骨なのも気になった。
    正直に思いを述べてるだけからも知れないけど、こんな偏ったもの、私も、思春期の子には読ませたくないわ。
    これがすべてと思われたら怖い。
    これはあくまでも断片、そんな考えもあるってわかる子ならいいけど。

  • AV監督である著者が自身の経験を交えながら、自らの職業について、AVとはなんたるかを中高生にやさしく解説する書。
    しかし、中高生っていう読者設定にそもそも無理があるような気が…。
    中高生だってAV観るだろうし、そもそも今やネットでいくらでも観られるだろうけど、そうやってAVを観ているような子の中で、このようなヤングアダルト新書を手にするのは一体どのぐらいいるのかがちょっと疑問。笑
    てかそもそも、「よりみちパン!セ」シリーズってどのくらいの中高生が読んでいるんだろう?むしろ大人の間で話題になっている印象が強いです個人的に。。

    内容としては、セックスそのものは飛び越しちゃってるレベルで、具体的なAV業界の実情、著者の興味、経験をそのまんま提示している。ここから何かを学び取るというよりは、普段はよくわからない性産業の話に興味本位でへえ~ほうほうって頷いちゃう感じ。その点からも、大人向けって感じがしちゃうような。

    「セックスする時の人の気持ち」を純粋に知りたい、既存の枠組みにとらわれるなっていう主張は本文を通して度々出てくるもので、それは納得できる。他にも頷ける箇所あり。

    しかし、この本は女性団体から差し止めを求められた経緯があるそうで。そのことを知った上で読んだからだろうけど(あと私が一般人で女だからだろうけど)、AV女優に対する著者の視線が、冷静過ぎるほど冷静なのが、やっぱり普通じゃない世界なんだなここは…と思わせる。
    監督を「料理人」、AV女優を「魚」、視聴者を「客」って例える箇所がさらっと出てくるのだが、なぜかここが一番ショッキングでしたね…
    AVに出る方も出る方だっていう感じなんだろうな…

    とかなんとか言っても、絶対にビデオを観る勇気はありませんw
    本で言われていることと、ビデオの中身を比べるのが一番いいんだろうけど、観たら多分、本の内容全部吹っ飛ぶ。

  • 理論社のパン!セシリーズの中で、バクシーシ山下の『ひとはみな、ハダカになる。』について「回収・絶版」を求める運動があることを知ったのは去年だったか。これは「理論社問題」とよばれていて、ポルノ・売春問題研究会(APP)のサイトにその経緯などが書かれている。

    私は、この「回収・絶版」運動を知る前に、図書館で借りてきてこの本を読んでいた。本を読んだだけの感想としては「おもしろかった」という印象が残っている。とくに、殺人などとは違って、セックスは社会におかれたときにその場面によって、エエものになったり、ワルイものになったり、あり方が変わる…というようなあたり。

    その後、「理論社問題」を知り、「回収・絶版」を求める署名運動の呼びかけ文もどこかで読んだ。その理屈は、この本を読んだ青少年がバクシーシ山下がつくった極悪なAVに手をのばすことになるのはマズイ、ということのようで、私自身はあまり説得されなくて、あの本そんなにマズイんかな~と思いながら、この本のことは気になっていた。私はバクシーシ山下のAVを全く見たことがないので、それがどれくらい極悪なのかわからないせいもあるが、"坊主憎けりゃ袈裟まで"論のような気もして、どこがどうよろしくないのかという説明が腑に落ちなかった。

    最近出たポルノ・売春問題研究会(APP)の「論文資料集9号」(http://www.app-jp.org/modules/cxap/?action_read=true&id_item=22)に理論社問題に言及した論文が載ってるのを知り、これを読んだら、抗議側の理屈が少しは分かるかもと思い、取り寄せることにした。同時に、図書館でまた『ひとはみな、ハダカになる。』を借りてきて、ひとつの先入観をもちつつだが、もう一度読んでみた。

    ▼理論社問題
    http://www.app-jp.org/modules/about/index.php?content_id=9
    ※ポルノ・売春問題研究会(APP)のサイト
    ※このサイトは、上のほうでずっと動画がうごきつづけて、私はあまり長いこと見ているときもちわるーくなってきます。どうもない方も多いと思いますが、見る方はその点ご注意下さい。

    本をもう一度読んでみて、(奥付のバクシーシ山下のプロフィール欄に、抗議側がいうところの極悪AVのタイトルが載ってなければいいのかなー)と考えてみたり、(この本が"大人向け"の本であったらよかったのかなー)と考えてみたりしたが、何がどうだったらいけなくて、何がどうだったらオッケーなのか、私にはまだ判然としないのであった。

    『ひとはみな、ハダカになる。』より
    ▼体を売ってお金を得るということには、「そんなのダメ」「やってはいけないこと」という、強い忌避感がずっとつきまとっています。

     自分の体を、お金に換算するなんて。「よくそんな恥知らずなことができるな」という本人への批判から、「あなたはきっとだまされているんだ」という、まわりにいる悪いヤツらへの批判までと、「売ってはいけない」という主張には振れ幅はありますが、ともあれぼく自身、人が「セックスを売る」ということについて考えることにすごく興味を持っているので、こういう仕事をしているという面もあります。

     しかし、その興味を、「セックスを売ることはいいか/悪いか」という議論にしてしまうことには、あんまり乗り気ではありません。どっちが正しいのかわからないし、さらに、どっちかだけを「正しい」と言わなければならないことには、もっと乗り気ではない。

     というか、どっちかだけを「正しい」と言わされたりすることがイヤなんです。
     AVに対してよくあるのは、「女性としてこういう仕事は…と思う」「女性の立場からは…だ」といった物言いです。

     なにか大きな問題について考えたり語ったりするさいに、「自分は…」といった小さな単位ではなく、「日本は…」とか、とにかく大きい単位を主語にもってきたほうが説得力があったり、大きな局面に向かって何かを推し進めたりできるのかもしれませんが、でも、「女性はこう思っている」とかって、よくない言い方ですよね。…(pp.118-119)

    しかし、しばらく読んでいると、バクシーシ山下自身が「女の子って」と語っていたりして、まぁ、そんなもんやんなーと笑える。
    ▼AVに限らず、仕事が変われば前の仕事のことは忘れていくし、それに女の子ってほら、新しい彼氏ができたら、前の彼氏のことなんてケロッと忘れる生き物じゃないですか。(p.128)

    「体を売ってお金を得る」というのは、「何か、たとえば気遣いとか体力とか、そういうものを売ってお金を得る」という多くのカタギとよばれる仕事と、違うのか、同じなのか。

    読んでいると頭がぐるぐるしてきて、すっきり何かがわかった気はしなかったけど、涼しくなったし、また「セックスワーク論の再検討」報告書も借りてきて読んでみようかなと思ったりもする。

  • 自分ですら、本当の自分を知ることはできない。

  • 著者のことは詳しく知らないのだけど、かなりきつめのAVをつくったっていうひとなのかな。一読してみて、このひとアーティストやなぁと思った。よりみちパン!セにしては、世界観がかなり独特な印象。あまり拾われない声を拾ったっていう意味では、やっぱりこのシリーズはいい仕事をしてる。

  • 中高生向けの本ということで、かなり平易な文章で読みやすかった。
    監督はもっと奇想天外な人かと思いきや、普通の人だった。
    AV女優は全員モデル事務所所属とか、採用の時アピールしてくる者は要注意とか作られる過程や事情を知ることが出来てよかった。

  • 「僕は、そして僕たちはどう生きるか」で知って、借りたもの。どうしても「僕は、そして僕たちはどう生きるか」の先入観で読んでしまう。これだけ読めば、確かにどうってことない。でもAV監督だっていろいろいるだろうに、どうしてこの人に頼んだのか。著書がほかにもあるからか。大卒だからか。いわゆる企画ものって、本人が望まないものもあるんじゃないか。池袋を逃げ出した子を探した、とか、何気ない文章が気になる。射精産業がすべて悪とは思わないけど、やっぱりそこには悪い人がからんでいると思う。女を見くびること、下にみることに性的興奮を得る人がいるのは真実だ。

  • 何が言いたい本だったのかよくわからなかったのです。。。
    すべてにおいてハギレが悪いというか。
    というのも、バクシーシ山下さんという方のお名前や作風なんかは
    サブカル雑誌等でよく拝見していたのですが
    なんてったって、この方の監督作品(AV)を観る機会がなかったもので。
    観てからだったら、もっと理解できたかもしれません。

  • [ 内容 ]
    子どもがセックスを知ることに、眉をひそめる大人がいる。
    でも、戦争や飢餓や病気とかかわりなく生きることは可能だけれど、セックスとかかわりなく生きていくことは不可能です。
    -なんてね。
    ホントはぜんぜん、興味本位で十分です。
    アダルトビデオ界の鬼才が伝える、世界でいちばん「ふつう」な特殊講義。

    [ 目次 ]
    第1章 ぼくの仕事は、AV監督です
    第2章 パンツをとれば、すべてが見える?
    第3章 私をスカウトしてください
    第4章 だれもがみな、ハダカになる。

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    [ 参考となる書評 ]

  • アダルト業界という自分にほとんど縁のない世界の後ろ側の話を知れたという意味では、興味深い一冊でした。
    ただ、AV監督である著者のぼんやりとした感想が並べられているだけなので、大人が読むものとしてはなんだかモノ足りず。

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