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ラン

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著者 : 森絵都
  • 理論社 (2008年6月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652079331

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ランの感想・レビュー・書評

  • 2017.3.25
    面白い。この世界観。
    走りの目的がちゃんと辻褄あってるし。
    結果が知りたいよ。
    果たしてみんな走りきれるのか、
    恋の行方はどうなるか。

  • 生きていれば、何だってできるのよ
    生きていてもできないことはあるんだけどなぁ

    この両方に、うんうんと頷いて読んだ。

    ステージが上がっていく話、実は実際もこうなのでは?と思ってしまった。

  • 2016/11/21

    913.6||モリ (日本の小説類)

    あの世とつながる40kmの「レーン」??
    両親・兄弟を亡くし一人ぼっちの主人公が乗った自転車が導いてくれた「レーン」であの世の両親と出会う。
    でも、その自転車は元の持ち主に返さないといけなくて、後は自分の足で走るしか会いに行ける手段がない。
    走っていて出会った人々との交流など、「死」を題材にしながら読み終わって爽やかな気分になる小説。

  • 本筋から外れるけど、紺野さんの手紙のなかの、残酷なほどに生々しい生を感じる、という一文が読後に残った。近しい人のゆったりとした死の間際は時に醜く目を背けたくなってしまうけど、全てが終わったあとには後悔と美化された記憶しか残らないなら、この残酷なまでの生々しいものの終焉までを、目ん玉見開いてカッと見ていなければと思う。

  • やっぱり心理描写は秀逸
    抽象的でカオスな話を文章に書き起こせるのもすごい

  • 毎回思うが0.5が欲しい…3.5という感じ。


    最初、えっがっつりファンタジー系?と思った。実際そこまで強くはない。


    フィクションならではのべたーなキャラ。そしてまあよくある展開。

    しかしそこまでの書き方とか設定で、ところどころリアルというかなるほどって部分があった。

  • 森絵都さんの世界観が、想像しやすくて、入り込みやすいからすごい好き!

  • 若干その気配が分かるので、この本を読んでなんとなく分かるというか
    そしてその爽快感がとても不思議な物語だと思う。

  • 「そんなふうに、自分の不幸をひけらかすもんじゃないわよ」
    「じゃああなたは、自分がそれに感染らない程度の遠くから、他人の不幸をつまみ食いして生きてることに気がついてますか」
    「蜜の味って言うじゃない。あなた、紺野さんを哀れむふりしながら、密にたかってるのよ」
    「自分が十把一絡げのちゃちな不幸しか持ってないからって、他人の不幸に寄生しないで」


    あの世にいくレーンの描写が好き。信号が赤から青にどんどん変わっていくところ。
    タマちゃんってアダ名やっぱりかわいいーー

  • 環はきっとフルマラソン走り切ったんだろうな。いなくなった家族から卒業するために。とにかく前進しようとする姿はやっぱりいいな。応援したくなる。

  • すごく面白い読み物だった。
    環は家族を失い孤独で後ろ向きに生きてきたのが
    特別な自転車と出会いってから前を向いて生きる決意をしていく物語。
    良かった

  •  家族を亡くした主人公の環は、ある日仲良くなった自転車屋の紺野さんから亡くなった息子さんの自転車を譲り受ける。その自転車に導かれ異世界に迷い込むがそこには亡くなったはずの家族が暮らしていた。家族に再会し喜ぶ環だが、自転車を手放すことになる。そこで環は異世界に行く条件、自力で40キロ走るという目標を達成するため特訓を開始するが…      
     この小説は走ることによって停滞していた環が成長していく物語です。環はマラソンチームに参加し、個性豊かなメンバーともにフルマラソンに挑むことになります。走ることやメンバーとのふれあいを通して環は少しずつ前向きになっていきます。しかし、環が成長するほど家族は未練を無くし人格が曖昧になってしまうのです。「私の足が速くなればなるほどに、みんなが溶けていくスピードも速くなるような。私が強くなるほどに、みんなが遠ざかっていくような。」(p.307)と言うように葛藤しながらも前へと進んでいく環の姿が見所です。
     死や別れというテーマが絡み合いながらも環の成長が感じられ最後は晴れやかな気持ちになれます。(asa)                         
    所在:本館2階学習室(日本の小説)       
    請求番号:913.6||Mo
    請求ID:208005364 

  • あくまで普通のマラソン小説だと思ってたこともあってえらいスピリチュアルな出だしと設定に戸惑うもなるほどこれはこれでみたいな。

    主人公の成長小説ってのは好みなんでそれ自体はいいんだけど、やはりこういうスピリチュアルな設定はイマイチ趣味じゃなくてなあ、そういう意味でツボにハマったかというとそこまでではなかったなあと。

  • 『カラフル』でも思ったけど、死後にはほんとにこんな世界が実在するのかも。
    毎日を精一杯生きないと、と思える一冊。

  • 面白かったです。ネガティブでバイト先の人間関係もあまり良くない孤独な主人公が、変化して行く姿がとても良かったです。あと、大島くんがかっこよかったです。笑

  • 長距離走は努力が報われるスポーツ。

  • ランです。
    RUNですね。
    いろいろ走ります。

    主人公のたまちゃんはネガティブです。 
    冒頭から彼女の不幸な身の上がわかります。

    最初ママチャリなんですよ。

    ママチャリに愛情を注ぐお話? 
    とか思いながら読んでいくと、
    自転車屋さんの紺野さんとお友達になります。

    そしてロードバイクに進化します。

    一生けん命漕ぎます。

    あぁ、なんだツールドフランスを目指しちゃうお話か?
    と、 また読み進めていくと、
    あっちの世界に走って行ってしまいます。

    光の道を走ります。

    うぉ??異世界物語か??なんなんだ??

    猿にでもわかる!やさしいレーン越えAtoZです。

    そして自分の足で走り出します。

    体力作りです。 
    トライアスロンに話が流れるのか?
    そんな事も思いました。

    さらに読んでいくと、怪しいもみあげ男が現れます。

    怪しすぎます。 
    何だこの変態ちっくな男は!
    ものすごく怪しいスカウトです。 
    そして変にさわやかなボーイが来ます。

    ここから話はイージーランナーズです。
    マラソンです。
    メンバーはゆるゆるです。

    たまちゃんにもみあげ男にさわやかボーイにケバイ人に
    デブと貧弱な子と退職したおじさん。 
    それと後からうるさいおばさんも加わります。

    そうこうしている間に、
    あっちの世界でもいろいろ問題が……

    たまちゃんは何度も立ち止まるんですけど、
    なんだかんだで走ります。 
    がんばってます。 
    後ろ向きに。

    とても切ないお話ですが、
    笑える場面もたくさんあるので、
    軽く癒されます。

    生きている人と死んでしまった人は違うんです。

    人間関係でめんどくさくなったりしたとしても、
    生きている方がいいよねやっぱり。 

    みんなそれぞれ色々な事を抱えてるんですよね。

    それでもまぁなんとかゆるゆるがんばるべ。 

    今日ちょっとがんばった分、明日はちょっと変わった
    自分になってるよね?

    そんな感じなお話でした。

    ぼくは何度か泣きました。  

    そんなぼくはがんばってません。

  • 死後の世界が出てきたり、強烈な人物がたくさん登場したり、つっこみどころが満載なのに、妙にリアルで説得力のある不思議なお話です。全体的にラフな文章で、読みやすいのに奥が深く、読んでいるうちに自然とパワーをもらえます。なんだか最近やる気が出ない。元気が出ない。そんな人にお薦めの一冊です。
    *推薦者(農院)K.S
    *所蔵情報
    https://opac.lib.utsunomiya-u.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00307513&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • きっかけは死んだ家族とあうためだったがだんだんとかわっていく環の様子や個性的なメンバーが強烈です。
    私も走ってみたくなりました。

  • 最初、ぜーんぜん話に入り込めなかった(笑)
    森絵都さんはたまにこれある(笑)
    でも途中から、止まらない!!
    実際にランニングの話だから、走ってるんだけど、物語自体も走ってる感じがあって
    私も明日に向かって走ろうっと!(笑)

  • 暗いわ~。
    と思いながら読み始めましたが、長さを感じることなく、苦痛なく読み進みました。

  • ランニング小説ということで予断なく読み始め、ファンタジー系であると前半で気づく。途中でやめようかなと逡巡していたら、ランニングの話になってきたので読み続けた。いつもブラックコーヒーだからたまには甘々のカフェ・オ・レもありか。というわけで来週はフルマラソン。

  • 面白かった!カラフルも読んだことあるけれど、死についてよく見つめてきた作家さんなんだなあと思いました。最初は、こんな内気な主人公をどうやって動かすのか、わからなかったけれど、あの世に近い主人公だからこそ、あの世をモチベーションにできるんだと納得。それに、俺だったら、走ってる途中の息苦しさだとか、気合いとか、根性とか、そういった心の動きを描きたいと思うところ、押し留めて、スタートして終わっちゃった。物足りなさはあるけれど、あとはご想像にお任せしますってことでもあるんだろうなと。そういう終わりもありなんだと。

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