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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
森絵都さんの話って、この世とあの世が近いのでしょうか・・・。
あの世へは、三途の川は渡らないんですね(笑)普通の生者には見ることができない道でつながっている・・・。
それが40キロという距離なのがいい。
遠すぎず、でも簡単には超えられないところが。
いやあ・・・人生・・・・です。
なんとなく以前読んだカラフルを思い出しました。自分自身が中盤で少しダレてしまいましたが、最終的には前向きな気持ちを感じることが出来ました。
ひねくれて後ろ向きな主人公の女の子が、マラソンによって人と出会い、新しい人生を生きようと踏み出す話でした。
本中で、天国の家族に会うために走っていた40キロが、次第に自分の生活の習慣へと変わっていく過程が書かれています。そこの部分を読むと、悪戦苦闘しながら何か挑戦したい気持ちになりました。
前半、ネガティブを絵に描いたようにネガネガ全開の環にイラッとする方も多いようですが、そこはやっぱり、「ラン」のタイトル通り、最初から飛ばしすぎるとあとで息切れするのです。
最初、モナミ一号でちょっと遠出するだけでも筋肉痛になっていた環が、もう会えないはずの家族に会うために自分の足で走り出す。
そこにある不器用なひたむきさが胸を打ちます。
冥界のファーストステージで、亡くなった人たちの記憶が、苦いもの、哀しいものから順に「溶けて」いき、次にはきれいな思い出すら溶け、ついには自分そのものが溶けてつるつるになる、という設定は、フィクションながらもなんだか頷けてしまいました。
墓参りしながらうちの親が 「 ふたりで仲良くやってる? 」 と語りかけるのを聞くたびに、「仲良くも何も、死んでるし」というブラックなツッコミを心の中でしていたこともあるし、生前のふたりの性格を考えて 「 いやいやいや。毎日大喧嘩してるでしょ 」 とツッコんだこともあるのに、この本を読んでからというもの、 「 きっと仲良くしてるよ 」 と言えるようになった。
まあ、仲良くも何も、死んでるんだが。(おい)
孤独な環境に置かれてしまった主人公の心が、この世に目を向け力強く変化していくき、それが走り去る風のように清々しくとても感動的でした。
目的は違えど、同じ目標に向かって頑張っていく仲間が側にいることはとても心強く、誰かにとってそれはこの世に根を張る大きな根源となるのだと思いました。
どんなに寂しくてもどんなに辛くても、生きていれば何かが起きる、そんな思いになりました。
最初の方で主人公の卑屈っぷりに、結構共感した。
なので、彼女がだんだん前向きになって、苦手なことにも挑戦しだしたりしていく様子がなんだかうれしかった。
9年前、事故で家族を失い、2年前には育ててくれた叔母も失った。 ひとりぼっちになってしまって、「あの世」に近いところにいると感じていた環。 環は、孤独な日々の中、自転車屋で知り合った紺野さんと親しくなり、別れ際に自転車をもらう。 その自転車に導かれるように、ぐんぐんこぎ続けた先に見えてきた光。 そこは「あの世」、懐かしいパパもママも弟もにこにこ笑いながら暮らしていて、次第に『溶けて』いって... 続きを読む »
最初、なんてヘタレな主人公なんだと思ったんだけど、気づけばいつの間にかたくましくなってて、走る理由も前向きなものになつてて、あぁ、良かったなぁと思った。
大島くんとのこれからをもっと読みたかった。
森絵都『ラン』読了。「ラン」はRUN。ある理由から40キロを6時間で走り抜かねばならない主人公。その道のりはただただ苦しい。でも走るのをやめられないのは、その先に待っているのがかけがえのない大切なものかもしれないから。「生きろよ」といわれているような気がする本。
借りようと思っていた本が見当たらず。
ならばと、表紙の明るいコバルトブルーにひかれてとった1冊。
読み始めて、だんだんうんざりした気分に。
心の動きの過程というのか、主人公の気持ちの描写がしつこいのかもと思ったり。
そのくせ、さらに読み進めるとはまってしまう。
まず、憎しみがいちばん最初に溶けていくのだというくだりが印象に残る。
毎日のつまらないことにめくじらをたててもしょうがないのかもしれない。
忘れることも怖い。でも、忘れられることも怖い。
でも、時間がたてば、忘れていくのが自然なことなのだと思う。
たとえ忘れても、うすれていっても、その人と過ごした日々はたしかにあった。
それでいいのかもしれないと、センチメンタルなことをぼんやり考えていました。(2008.12.21)
感想。
まあまあ面白い。
走るシーンの躍動感はあまりナイ。
死後の世界との繋がりがイイ感じ。
人との関わりを通して、それぞれの問題に折り合いをつけていくランナー仲間の話。
悪い話ではない。
自分が走るモチベーションにつながるようにと思って
図書館で借りたものの、
中身はファンタジー要素もりもりだった。
死に別れた家族と会うためっていうのがモチベーションなので
あまり走るときの参考にはならなかったかな笑
でもさわやかでよみやすくてなんとなくほわーんとした気持ちが
残る1冊でした。
内にこもり、走ることなど縁のなかった主人公が、あることをきっかけに少しずつ走り始めフルマラソン完走を目指す。
その、まさに一歩一歩すすみ、ときに後退する様子が軽やかに自然に描かれ、前向きな未来を感じさせるラストシーンに好感が持てました。走り始めの身体の変化、心の変化の様子は、そういえば自分もそうだったな、と実感。
ただ、「伝説の選手」であったコーチがランニングチーム結成にいたる成り行きはちょっと弱いな、とも思いました。死後の世界とのつながり、のファンタジーのくだりは好き嫌いがあるかもしれないし、心に「ずしり」とか、「じわじわ」とくるものではないけど、爽やかな物語でした。
もうずいぶん前に読んだから
内容をハッキリ覚えていない
しかし、ずいぶん経った今でも
この本を読んですごい衝撃をうけたことは、
覚えている
主人公は幼いころ両親と弟を亡くし、引き取られた先の伯母をも亡くし、自分のことをどうしようもなく『あの世寄り』と表している。 そんな主人公はひとりの同じように『あの世寄り』の人間と出会い、とある自転車を譲り受ける。その自転車に乗ると、死んだはずの両親、弟、伯母が転生前にいる世界へと行くことができるのだった。その世界は『レーンを越える』ことにより行くことができる。しかし、レーンを越えるために必要な自... 続きを読む »
タイトルと目次を見て、マラソンの話なんだと思い、それだけで読み始めました。
最初はマラソンとは全く関係ない内容だったので、「こっからどうやって展開していくんだろう?」って思いながら読んでたんですが、意外とうまい具合に繋がりました。
あり得ない設定だけど、違和感なく読めたというか「こういうことがあってもフシギじゃないかも」と思ったり。
最初、主人公があまり好きじゃなかったというか、結構、イライラした部分はあったんだけど、徐々に変化していく(成長していく)様子が描かれていて、最後には応援したくなりました。
ただラストが尻切れトンボみたいな曖昧な感じだったので、いろんなことがどうなったか気になって、ちょっと消化不良。
わからずに終わるのがいいってことなのかな。

(「BOOK」データベースより)
9年前、家族を事故で失った環は、
大学を中退し孤独な日々を送っていた。
ある日、仲良くなった紺野さんから
もらった自転車に導かれ、
異世界に紛れ込んでし...





