エミリーは1990年初頭サンフランシスコのアーティスト集団コズミック・デブリによって生み出されたキャラクター。2001年にエミリーの絵本が発売され、日本でも宇多田ヒカルが翻訳して話題になった。その後、この小説が書かれた。(訳者あとがきより抜粋)
いきなり記憶喪失の女の子、わからないから、取り合えずメモをとるところから始まる。名前がわからないからハサミムシを名乗り、ブラックロックという町で暮らしはじめる。
なんというか、エミリーっぽい工夫がいっぱいの翻訳、文字の並べ方、ストーリー展開。
前半は読みにくいだけだったが、ストーリーがわかってきてからは早い。