タイムカプセル (ミステリーYA!)

著者 :
  • 理論社
3.04
  • (7)
  • (27)
  • (69)
  • (20)
  • (8)
本棚登録 : 271
感想 : 55
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652086018

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読みやすく、先が気になる展開でほぼ一気読みしてしましたましたが、結末にはちょっと期待外れでした。結末に結び付ける設定に若干無理がある様な気もしますし、何が起こるのか気になりながら読んでいたのに、結局何も大した事は起こらず、その終わり方?!って感じでした。ミステリーと言えばミステリーなのかも知れませんが、恐怖感だけ煽っておいて、大したミステリーではなかったかなぁ?!

  •  結構ドキドキというか、ハラハラというか、ソワソワしながら読んだ。
     怖い話とかすごい苦手だから、めっちゃビビりながら読みましたよ。

     おもしろかったけど、タイムカプセルを開ける場面辺りからが、ちょっと駆け足だったかなぁ、と。
     丁寧に伏線回収するにはページ数が足らなかったのかな。
     非常にあっさりしている分、物足りない感じ。

  • 中学校の卒業時、クラスメイト8名が関わって埋めたタイムカプセル。あれから15年の月日が流れ大人になった彼らのもとに、「選ばれ死」というタイトルの不吉な招待状が届く。
    タイムカプセルを開ける頃に届く謎の手紙──わくわくするような題材で、途中までは気味の悪さから緊迫感があるかもしれないが、あまりにさらりとた結末で肩すかしを喰らった。
    謎解きの第一段階はタイムカプセルを明ける前にだいたい終わっていて、肝心のタイムカプセルを開ける場面には緊迫感がまるでなく、「ホール」や誰も姿を見たことがない謎の転入生「不破勇」というせっかくおいしい題材があるのになんだか腑に落ちない。タイムカプセルを開けてからの流れがいまいち雑な感じがして、せっかくの袋綴じだが開けなくても良かったのではと思ってしまう。

    ジュブナイル向けシリーズなので、タイムカプセルという題材と、小学校の時によく聞くような怪談も織り込まれているので、初歩に触れる子どもには充分楽しめるかもしれない。

  • 最後まで読んでなんだかなぁって感じ。

  • YA。クラスルームの前篇。10年前の中学校の卒業式で埋めたタイムカプセルを掘り起こすイベント。怪しげな招待状。会ったことのない同級生。不気味さが味わえるが、最後の展開の強引さが納得いかない。解答部分が袋とじになって販売された。

  • ぐああああ
    つまらなかった・・・・

    タイムカプセルだしあまずっぱい青春ものかと思いきや
    紹介文にもあるけどおぞましい真実が・・・

    ホラーテイストで、けっこうこわいけど
    真相がくだらなくも狂ってる感がこわい

  • 10年前に埋めた中学卒業記念のタイムカプセルを掘り起こす案内の通知が届けられる。度を越した悪戯のような配達方法に怯えるメンバー。いったい誰が手紙を届けているのか?そして「ホール」という言葉に秘められた過去とは?


    ジュニア向けの為か、文章自体は簡単で分かりやすいが、仕掛け上仕方がないのだろうけど語り手が誰なのか判別せず、実際の出来事なのかもあやふやな個所が多かった。最後まで読んでも、まだ判然としないものが残っている。
    最初のミスリードも、中学生を意識したものなのかなと思った。

  • 恐怖をあおる描写がうまかったので、このまま突き進んでくれるかと思ったら結末でブレーキ。
    もう一通の手紙のくだりは好きなんですけどね。

    最初図書館の本だから単に古いのかと思ってたんですけど、どうやら意識的に本のページを途中から一部裁断?して紙のサイズを変えてるぞ、と読んでるうちにわかりました。
    演出自体は面白かったけど、内容的にはそこからが真相回答編で興ざめな部分なので、「タイムカプセル」は開けず仕舞いの方がよかったのかも。

  • 中盤までは話の進み方がよく、場面が見えるよう。ミステリーの空気。
    終盤は真相が明らかになるのだが唖然。それはないでしょう。予想外の事実に膝を打つか、腑に落ちないか、私は後者でした。

  • 中学卒業から10年、卒業記念に埋めたタイムカプセルを掘り出そうという通知が届いたが・・・。
    謎が多いわりに結末はあっけない。折原一らしく叙述トリックの片鱗はみえたが。
    (図書館)

全55件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

折原一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×