- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652200353
感想・レビュー・書評
-
最後まで、なんとか読み終えたよ\(^o^)/三巻はまさに因果応報な感じ(--;)でも今までの行いを考えたら仕方ないっていうか、むしろそのくらいで済んで幸せな最後だったんじゃないか?と思う。ここまで読んだら、省かれたぶんまで読みたくなるなぁ(^^)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後まで読み応えがあった。
なかなかに良かった。
省かれた巻や宇治十帖もぜひ、読んでみたい。
女三の宮が登場して以降は、
読んでいて辛くなることが増える。
極めた栄華の裏で渦巻く哀愁、全員の気持ちが切ない。
とはいえ、源氏は自業自得というか、
なんでこんなに身勝手なのか。
常に上から目線だしねえ。
それが許されるほどの、輝かしいばかりの人物だと言われても、なんか納得できないなあ。
理想の男性とは、到底思えない。
紫の上が倒れてからの駄目っぷりには、正直イライラする。
しかし、だからこそ、文学の傑作たりえているのだろう。
交錯する心理描写や人間関係は、確かに興味深い。
それにしても、大らかな男女関係の時代だったのだなあ。
同衾するってことが、
今とは意味合いが全然違うように思える。
それでも、恋に囚われたものの思い悩む心は同じで、
そこが不思議だった。
いつの時代でも、どんな状況でも変わらない。
恋する心って、一体何なのだろう。 -
この巻はけっこうドロドロしてました。
現代でもありそうな事件なので、
なんかこわいな~と思いながら。。
光源氏が、
一度思った人には手厚い、っていうようなことを
一巻を読んだ時に思ったんだけど、
それは3巻でも同じで、
逆にそれがちょっと重すぎて
なんか思われてる人にとってはきつそう。。って
思ってしまった。
もういい加減、忘れさせて、って思ってるのに
手放そうとしないところが。。
なんかちょいうっとおしいw
それがほんとに大好きすぎて、っていうのとは
ちょっと違ってても手放そうとしないのが
怖い。 -
荻原規子による源氏物語の現代訳。
光源氏の晩年にあたる部分で、柏木のあたりの流れなどは昔別の現代訳で読んでいたにもかかわらず「こんな話だったのか~」と改めて感じ入った。
昔読んだときはいまいち人物関係がよくわからなくなって読みきった記憶があるけれど、本作ではそれがかなりわかりやすく、単純に話の流れを楽しめた。
平安時代にこれだけのストーリーが生み出されていたって言うのがすごいなと思う。
最後まで光源氏の身勝手さとか上から目線さとかいい男だからなんでも許されます的な態度には呆れさせられたけど・・・これって当時の女房たちとかはどんな風に読んだんだろう。
そういうことを考えるのもちょっとおもしろい。 -
紫にまつわる帖だけをつなげ、すっきりとした現代語訳にした、シリーズ完結編。
本筋だけを追っていくと、改めて「雲隠」の効果を感じる。
『源氏物語』のいい入門書になるシリーズ。
あとがきにあった、『蔓花の結び』や『宇治の結び』も、ぜひ刊行してほしい。 -
3巻通して読んでみて、この時代の女性の強さを実感した。
男女問わず四季を愛で、全身で全てを感じているところ、女性陣のどうなるともわからない愛を信じ続けているところはとくにしんみり感じた。 -
若菜の下巻から光源氏が亡くなるまでのメインストーリーをまとめたもの。
ストーリーとしては光源氏の自分勝手さと相変わらずの性癖で、周囲の女性達が苦しんでいるところにフォーカスが当たっているように感じた。
-
2023年12月24日 夫からのプレゼント。
-
光源氏の晩年。
紫の上に焦点を当ててまとめているのでずいぶんとシンプルにはなっていますが、源氏の君の女性関係にはどうしてもうんざりしてしまいますね…。
読みやすくまとまっているので子孫編も楽しみです。 -
玉鬘編がなくても全然、大丈夫でした。
…短くなって助かりました。